子どもアントレ
（さがみはら子どもアントレプレナー体験事業）

■1日目　
○会社設立
　 初めはどの子どもたちも緊張した面持ちで話し合いを進めていましたが、時間が経つにつれリラックスした様子で役職（社長、マーケティング、製造、広報・販売、経理、仕入れの各マネージャー）を話し合っていました。

　会社の方針・約束事など決めるべきことをしっかりと話し合い決めていきました。

■2日目　
○事業計画書作成
　 お金を借りるためには、銀行に事業計画書を提出します。製造方法、商品名、商品イメージ、買って欲しい人、価格、販売時の工夫、材料費、レンタル費、利息など多くのポイントを考えながら、事業計画書を作成しました。プログラムの変更により作成時間が少なくなってしまいましたが、みんなでアイデアを出しながら考えました。お客様に手にとってもらえるような商品を心がけ、商品名・価格・実際に手にとって遊んでもらえるように見本の設置など販売方法にも気を配りました。

○アントレ銀行との融資交渉
　 完成した事業計画書を手に、いよいよ融資交渉です！実際にお金を借りられるかどうかを交渉するということで、緊張した様子で融資交渉を行っていましたが、何度かの融資交渉の末、融資交渉に成功しました。融資交渉では、会社方針・材料費・利息・利益など具体的な言葉や数字で説明しました。

〇商品製造
　 まず、マトリョーシカ一つ一つのデザインを考えました。色・テーマなど作業において効率よく作業を進めるにあたり、これらのことを考えました。また、同時並行で販売用PRボードなどの作成も役割分担をしながら作成しました。実際に色塗りをするとわかるのですが、マトリョーシカという特殊な形状から色を塗るのが大変なところもありましたが、みんなとても楽しそうに作業をしていました。

■3日目
〇販売　
　 相模大野駅ステーションスクエアでの販売でした。「いらっしゃいませー！」「楽しく遊べるマトリョーシカはいかがですかー？」など元気よく大きな声でお客さんの呼び込みをしていました。小さな子供連れのお客さんには商品を実際に手にとってもらったり、各商品の特徴などをアピールして販売しました。子供たちの一生懸命な努力のおかげで全てのマトリョーシカを販売することができました！販売終了後の、子供たちの誇らしげな笑顔がとても印象的でした！

〇決算・振り返り
　 自分たちの作成した事業計画書を元に、いくらの利益が出たかなどを振り返りました。早く値引きしてしまったため、予想利益より少なかったなどの反省点もありましたが、総じて完売することができ良かったと思います。

○BBからのコメント
　 どの子どもも自分の意見や考えを持っていてとても感心しました。また、私たち大学生が予想しているよりもはるかに上のアイデアや創造力を持っていることもわかりました。３日間のアントレで、講義や作業以外の休憩や食事の時間などもとても楽しそうに笑顔で過ごしていたのが何よりもよかったと思います。今後の学校生活や勉強などでも、このアントレで学んだことを活かして最高のものにして下さい！

コメント：中村透(BB)