子どもアントレ
（さがみはら子どもアントレプレナー体験事業）

（クリックで拡大）

1日目

・オリエンテーション
初めて会った仲間同士で緊張気味な様子でしたが、「新聞島ゲーム」で一気にみんなの距離が縮まりました。さっきまでの固い表情とは打って変わり、みんなの笑顔が見られて安心しました。

・会社設立、役職決定
「やりたい役職がある人？」と希望を自分たちで取り、早い段階で３人の役職が決まりました。あとの３人もお互いの希望をすり合わせ、スムーズに決まりました。次に会社の約束を決めました。みんなで意見を出し合い、１つ約束が決まり、私が「まだ時間が残っているね」というと、また話し合いを再開していました。１人１人がしっかり意見を言い、３つの約束を決めることが出来ました。

・商品決定
商品は製造マネージャーを中心に話し合い、多数決で決めることになりました。会社の約束である「お客様の目線になって考える」を意識して決めていこうと、何回か確認し合っていて良い雰囲気で進められていると思いました。第３希望までの商品はじゃんけんで負けてしまい獲得できませんでしたが、小物入れに決まったあとも納得したようで、製造を頑張ろうと意気込んでいました。

・社名決定
みんなで意見を出し合い、夏をテーマにした小物入れを作ろうということになりました。最初、「夏箱」という案が出ていて、さらにかっこいい社名にしたいと、英語で「SummerBox」という意見が出たところ、全員がしっくりときたようでした。

・事業計画書作成
各自の役職に責任を持ちながら、みんなで書き上げようと良く頑張っていました。事業計画書の作成は各部分で役職ごとに、その役職の人が中心となって話し合う場面があります。はじめはBBが誰が意見をまとめるのかを尋ねていましたが、徐々に自分たちでお互いに促しながら進めていました。計算のやり直しで事業計画書を大幅に書き直すときは社長が舵を取り、みんなが同じペースで進められていました。

2日目

・融資交渉
自信を持って臨んだ融資交渉でしたが、銀行から沢山の指摘があり落ち込んでいました。事業計画書のやり直しは、モチベーションが下がってしまったり、２日目でみんなが仲良くなり主張が強くなりすぎてしまったこともあり大変でしたが、粘り強く話し合うことで解決していました。４回目でようやく銀行からお金を融資してもらえて、無事、商品製造に入れることを喜んでいました。

・商品製造
２４個の小物入れを仕入れ、製造を開始しました。デザインのアイデアを考えながら楽しくできましたが、製造時間の３分の２が過ぎたところで、７個しか完成していませんでした。銀行の人から作り終わらなかった時の利益の説明を受けて、アルバイトを３人雇うことに決めました。みんな危機感を感じたのか、それまでスローペースだった製造も早く丁寧にやっていました。会社全体で終わらせる意識を持ったことで、２４個全て作り終えるとこができ、疲れも見えつつ安心した表情をしていました。

3日目

・販売
自分たちで手分けして、あっという間に販売準備を終わらせていました。販売が始まり、大きな声で商品をアピールしていました。頑張った甲斐があって、商品は無事完売。完売した瞬間はみんな、３日間で一番イキイキしていました。

・決算、返済
なかなか金額が合わず、Work☆Work Shopで使ったお金を３回見直し、やっと合いました。疲れている中みんなでやりきろうと、ペースを確認し合いながらできていて偉かったです。銀行に借りたお金を返して、出た利益は２７４３円。１人当たりのお給料は４５７円でした。

・報告会
１人１人、前で発表することを話し合う時間がなかったので少し緊張しましたが、みんなしっかり発表できました。

BBからのコメント

Summer　Boxのみんな、３日間良く頑張りました！元気で笑顔が素敵なみんなのパワーをもらって私自身、この３日間を楽しむことができました。アントレはプログラムが多くて、あまり休憩する時間もなかったけれど、やるときはやる、ご飯の時間は楽しく食べる…と、メリハリをつけていました。また、行き詰ったときも自分たちで何とかしようと、１人１人が意見をしっかり言って、他の人の意見も尊重しながらいいチームワークだったと思います。椅子をしまうなどマナーも守ってくれて、何かをしてもらったときは「ありがとう」が言える、素直で優しいみんなのBBができて本当に嬉しかったです。はじめてのことに挑戦したアントレで、何か学んで持ち帰ってくれていたら嬉しいです。これからも色々なことに挑戦して、自分の未来を輝かせていってください。最後にみんながまたアントレに戻ってきてくれると言ってくれて嬉しかったよ。１０年後楽しみにしています。本当にありがとうございました。

越智 梨夏(BB)