かわらばん

かわらばん

    
かわらばん入居版86号 2011年6月

アイフォーコム株式会社
   「 笑 顔 創 造 」
【代表プロフィール】
アイフォーコム株式会社
代表取締役 加川 広志(かがわ ひろし) 56才。
横浜市生まれ、相模原市緑区在住。

日本笑い学会の会員(※下記参照)であり、毎年総会に出席している。
趣味は野趣料理をつくること。
バターを使わず、オリーブオイルで作る「鮭のヘルシーチャンチャン焼き」を知っていますか?美味しいそうです。同社には、特注の囲炉裏があって、炭火ローストビーフもつくるそうです。

「美味しく食べることは、笑顔に繋がります。社員の笑顔は、会社が作ってゆくもの。お客様を笑顔にすることができれば、社員も笑顔になります。」と加川社長は話します。

【起業しようと思ったきっかけは】
営業マンだったサラリーマン時代、お客様から依頼されコンピュータをマニュアル本を見ながら操作したのがこの業界と係わるきっかけだったかもしれません。勤めていた会社の業績が悪化し、30歳の時に起業。お客様の在庫管理など業務用コンピュータの取扱を始めました。

その頃は、16ビットのプロセッサ (CPU) を標準的に搭載したコンピュータの時代で、1セット300万円ほどするパーソナルコンピューターが出始めた頃でした。市内のお客様の中でも認知度はまだ低く、システムの導入にはオペレータの導入も必要になる時代でした。大手企業もワープロからパソコンへ移行中の時代で、三菱系の会社が取引先となったことが大きな実績となり、企業として売上が伸びるきっかけとなりました。

【事業紹介】
同社は、ソフトウェア開発、ハードウェア開発、ネットワークシステム開発の受託開発を主な事業とする、創造力と技術力で挑戦し続ける研究開発型IT企業です。

北海道から九州まで全国に関連会社5社(北海道・東北・東京・関西・九州、従業員総数360名)を展開しています。一方、自社製品の開発をスタートさせ、2005年からはバイオ分野でも大学研究室との共同研究(産学連携)をスタートさせています。

また、5年ほど前から環境ビジネスにも積極的に取り組み、この4月から6月には、現在、懸念されている夏の電力使用制限に向けて、福岡、大阪、関東圏で節電対策セミナーを開催し、150社程の参加を数えました。費用対効果を最重視した中長期的な環境対応戦略「環境経営トータルサポート」を提案しています。

環境関連の製品として、中核となっているものはエネルギーの見える化ツール「エコプロ21」です。エコプロ21はエネルギーを見える化し、運用の効率化によるコスト削減と環境配慮を同時に実現します。

【課題となっていること、苦労していること】
苦労していると思うことがないくらい、常に前向きな加川社長です。社員を人財として大事にするなかで、同社の離職率は非常に低く、社員一人ひとりが開発要員であり、商品開発担当でなくとも良いアイデアは誰でも提案できるシステムになっています。

昨今、IT企業のみならず、社内のメンタルヘルス対策は、重要なものとなっています。同社では、社長自らが産業カウンセラーの資格を取得し、社員をはじめ常駐するカウンセラーなどそれぞれの立場の理解に努め、よりよい職場環境作りに努めています。

【これからの夢または目標は?】
今年の新卒採用は、全国から17名。大企業が良い人材を多く採用しない時をチャンスと捉え、「今後、アジアマーケットにもチャレンジし、実績を積んでゆきたい。」と加川社長は意欲的です。


アイフォーコム株式会社
SIC-2 503~6号室 
TEL.042-775-5120
URL: http://www.iforcom.jp/index.html

※社名の由来:「アイフォーコム」という社名は、identity (独自性)、FOResight(先見性)を持つ技術力によって、人と人とのCOMmunication(コミュニケーション・つながり)を生みだしたいという理念から生まれた。

※ 日本笑い学会
「笑いとユーモア」に関する総合的研究を行ない、笑いに対する認識を深め、笑いの文化的発展に寄与することを目的とする。「笑いとユーモア」に関する研究は、これまでは、哲学、心理学、文芸学、人類学、医学などの分野で専門的に行なわれてきたが、当学会は、各専門分野を超えて交流を深め、笑いの総合的研究を目指す。
URL: http://www.nwgk.jp/
加川社長
コスト削減と環境配慮を同時に実現する「エコプロ21」