かわらばん

かわらばん

    
かわらばん入居版67号 2009年11月

青山学院大学 Aoyama Gakuin University
   青山学院大学 社会情報学部 教授 飯島 泰裕 氏 -第2回(2回連続でのご紹介です)-
 ソフトバンクのグループ企業様とは、特別講義、インターンシップまた、地域情報化での研究協力などを予定しておりました。さらに、様々な企業様からのお申し出により、授業の場面
での活用として、次のようなことが実現しています。
(1)iPhone™3G への授業資料の配布: これまでも授業資料をPDF ファイルで配布している授業は多数ありましたが、さらにインフォテリア株式会社様のHandBookを使って、iPhone™3Gへ配布することによって、学生はそれを閲覧しながら講義を受けると同時に、通学時等のすきま時間に復習等が可能となりました。     
(2)授業収録および配信:理解が足りない場合などの予備教材として、いくつかの授業収録を行っています。日本電気株式会社様の学習支援システムi-Collaboを利用し、このデータを認
証してPodcast 配信しており、いつでもどこでも復習が可能となりました。
(3)e-Learning(ASP の利用): 本学部では、学生の情報処理関連の資格取得をサポートする為に、今年度、アイコム株式会社様の学習支援システムe-veryStudy を利用しています。
このシステムがiPhone™3G から利用可能になり、授業の合間や通学時などの時間に、いつでも気軽にITパスポートや基本情報処理者試験などの国家資格試験の学習などが可能となりまし
た。また、このシステムでは就職試験に使われるSPIなどを学習することもできます。
(4)出席採取システム:株式会社東京システム技研様と共同開発している専用アプリでは、出席ボタンを押すだけで、講義の出席採取が可能となります。特に大人数の授業において、これまでの出席カードやPDAによる出席採取と比べて、はるかに手間が少
なくなります。また、コメントを書く欄が用意されており、ミニテストやコメントを受け付けられます。
 このように、iPhone3Gの学部全体への導入は大きな反響があり、ソフトバンクグループの企業様との共同研究だけでなく、大企業、ベンチャー企業、中小企業を問わず、スマートフォンを様々な形で利用していこうとする企業の皆さまと、共同で教育や研究にあたっております。スマートフォンを活用したモバイル・ネット社会の研究や、いつでもどこでも情報通信技術を活用して豊かな生活を作り出すユビキタス・コンピューティングの研究開発は始まったばかりで、益々の成長を見込める分野です。ただ、残念なことにまだ、相模原市内の企業の皆さまとこうした分野での連携に至っておらず、今後、是非、地域活性化を含め、スマートフォンを使った研究や教育事業を地域の皆様と産学連携で作っていきたいと考えております。

【お問い合わせ先】
共同研究について:
 青山学院大学 研究支援ユニット課長 杉野 郡二 ☎042-759-6056
 社会情報学部・研究科にについて:
 青山学院大学 学生支援ユニット 学務グループ
 社会情報学部 研究科 担当 ☎042-759-6072
 http://www.aoyama.ac.jp/college/ssi/index.html