かわらばん

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かわらばん入居版64号 2009年8月

青山学院大学 Aoyama Gakuin University
   青山学院大学 理工学部附置機器分析センター 技術主幹 中村 新一 氏 ― ご紹介その2 ―
3.分析センターの活動内容
 機器分析センターの利用者は基本的には学生や院生および教員、学外共同研究者を対象にしていますが、外部である技術指導契約締結の企業の方にも門戸を開き利用可能としています。
 現在、相模原市内の中小企業のほか、自社の不具合解析、研究などができるように分析装置の原理、操作・解析技術を教える技術指導契約を7社と締結しています。このような活動を通
して地域企業をはじめとした地域への貢献も進めています。
 また学内に目を向けますと、7月開催のオープンキャンパスや10月の相模原祭(写真2)において終日、機器分析センターを公開し、本学入学希望者やその家族、地域住民への理工学部の新鋭研究施設、分析センターを紹介しています。また拡大装置である電子顕微鏡の威力を知っていただくための「アリ」や「星砂」、「どんぐり」、「白金微粒子」を直接見るデモンストレーションは、地元の小・中学生には好評で、科学・理工学への魅力や興味を抱いていただく行事を開催しています。また県内および地方の高等学校の団体、国研究機関、県・相模原市産業振興課あるいは他大学などからの要請での当施設見学会もあり、このように本学への好感度、知名度を高める支援の場としても大いに機器分析センターは利用されています。また実社会へ羽ばたく学生個人の研究意欲や資質の向上にも役立っています。
 また21世紀の科学技術の発展に寄与すべく、学校教育、先端研究などに青山学院大学理工学部附置機器分析センターは分析技術でより一層努力していきたいと思っています。

4.分析解析事例および技術対応
 当分析センターが今までに実施した代表的な分析および解析した事例を図2に示します。また学外対応や技術相談として、
  (1) 技術指導契約による事業支援(契約締結)
  (2) 指定寄付金による分析センター活動支援
  (3) 材料不具合解析、材料研究に関する技術相談
  (4) 分析前処理技術、各装置使用法・操作法に関するコンサルタント
などを随時行なっていますので、何かありましたら、当方へお問い合わせ下さい。

【お問い合わせ先】
 分析技術相談について:
 青山学院大学 理工学部附置機器分析センター ☎042-759-6240
 共同研究について:
 青山学院大学 研究支援ユニット課長 杉野 郡二 ☎042-759-6056
 http://www.aoyama.ac.jp/college/ssi/index.html