かわらばん

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かわらばん地域版19号 2012年6月

相模原市環境経済局 経済部 産業・雇用政策課 企業誘致・企業支援班
   日本のシリコンバレーを夢見て
 産業・雇用政策課で企業支援を担当している渡辺です。
 市役所の産業・雇用政策課は、産業政策班、雇用政策班、企業誘致・企業支援班の3つの班で構成をされ、職員数は派遣職員を含めると20名になります。産業政策班は産業政策の推進に関わる企画や調査を行うほか、融資制度に関する事務を行っております。雇用政策班は勤労者福祉に関する仕事のほか、雇用対策や産業人材の育成などにも取り組んでいます。企業誘致・企業支援班は、市外から市内への企業移転や、工場の増設などを推進する企業誘致のメンバーと、研究開発や販路開拓などソフト的な企業支援に取り組むメンバーで構成されております。

 企業支援は、私のほか昨年度から関東経済産業局から研修派遣に来ている古谷と関東経済産業局での研修派遣から帰って来て2年目を迎えた犬飼の3名で担当をしています。3人では多くの企業の方々に十分なサービスを提供することが困難であり、また、企業の方々における経営課題が複雑化し、より専門性の高い支援が必要とされているため、『さがみはら産業創造センター』を始めとした市内の産業支援機関や金融機関などとの連携によって企業支援に取り組んでいます。

 企業支援の仕事は、まさに『一期一会』の世界で、同じ状況での支援はあり得ません。企業を取り巻く経済情勢は刻一刻と変化をし、また個々の会社の経営資源は全て異なります。そのため支援する側も常にアンテナを高く張り、最新の情報を仕入れて、企業の方々のニーズに応えられるよう『切磋琢磨』することがとても重要だと考えております。そのため、支援する側の人材の量を確保することも重要ですが、携わる人材のスキルアップを図るための仕組み作りも私たちの重要な役割だと感じています。

 製造業が活力を失うと、地域経済が停滞をしてしまいます。製造業の現場で雇用が失われれば、人口が流出してしまい、地域にとっては大きなダメージとなります。製造業だけが地域経済を牽引するわけではないかも知れませんが、製造業が元気であることは、建設業や物流業などだけでなく飲食や物販など幅広い産業にその勢いが派生します。そういう意味からも、自分たちの仕事はとても『やり甲斐』のある仕事ではありますが、それだけに責任も重大な仕事だと感じています。平均年齢36.3歳の若いチームですが、相模原を『日本のシリコンバレー』にすることを夢見て、日々精進をして参りたいと考えております。ご意見やご相談したいことがございましたら、お気軽に声をお掛けください。
左から 犬飼さん、渡辺さん、古谷さん