【代表プロフィール】
株式会社 ER SYSTEMS
代表取締役 原 真吾(1982年生まれ 33歳)
佐賀県唐津市生まれ、神奈川県愛甲郡愛川町育ち、相模原市在住
SIC燃料電池研究会 会員
幼いころから“未知の世界”への探求心にあふれていたという原さんは、天文学者になるのが夢でした。今も星景写真の撮影が趣味で、国立天文台のある野辺山や富士山などに行かれるそうです。3歳のころから水泳を、中学・高校時代はバレーボール部に所属し、ポジションはアタッカーでした。工学院大学工学部環境化学工学科で学ばれたのち、エネルギー関連の研究の道を進まれてきました。
【入居のきっかけは?】
2013年に独立し、それまでの水素の貯蔵、鉄道車両用水素発生システム、携帯型燃料電池、リチウム系バッテリー、自然エネルギー発電、海水対応浄水器、LEDなど様々な研究開発やプロジェクトマネージメントの経験をもとに事業を始めました。相模原市や町田市の企業と共同研究・事業を行っていることからSIC内に拠点を置くことがベストの選択だと考え、翌年にDesk⑩に入会して「株式会社 ER SYSTEMS」を設立、昨年の3月にスモールオフィスに移転しました。
【事業紹介】
社名の由来はEmergency Response(非常事態対応)で、災害時や救急などの非常時に必要となるエネルギーや水、照明に関連する開発などを行っています。
エネルギー分野では、オンサイト型水素蓄エネルギーシステムにおいて中核的な機構となる「固体高分子型電解スタック」の研究開発を進めています。これは東京大学の研究成果である「貴金属不使用の触媒」を用いるもので、水の電気分解を効率的に行うための電解セルの大型化、積層化やコントロールモジュールを開発し、高性能で低コストなシステムの実現を目指しています。
また、特殊な現場で使用する機材などを収納するキャリングツールの受託製作の事業も行っています。それぞれの利用シーンで使いやすく、しかも耐久性や強度、軽量性を兼ね備えたプロフェッショナル仕様のバッグやポーチは経験豊富なデザイナーと職人との提携により、少ロットから対応が可能です。
【これからの夢または目標は?】
「いつか自分が作ったものを宇宙に送り込みたい」と、幼少期からの夢にも重なる目標をもって今の事業に取り組んでいます。
研究の現場では、実社会とはかけ離れたことを対象にすることが当たり前でしたが、東北地方太平洋沖地震が起きて初めて「今自分がやっていることは社会に直結しているのか?」という思いに駆られました。
災害や救急などの非常時や極限環境(南極、宇宙)にこそ高い性能や、機能、使い易さが必要です。海外勢に押されている市場環境ではあるが、日本の技術をもってすれば世界市場に打って出られる製品作りが出来るはずだと考え、その一翼を担うため、事業パートナーの方々とともに“社会とつながり” を感じられる仕事をこれからも広げていきます。
株式会社 ER SYSTEMS
SIC-1 316 号室
TEL : 042-703-1655
mail :
info@ersystems.co.jp
http://www.ersystems.co.jp/