1.講演 |
テーマ1 |
『介護者用パワーアシストスーツの開発』 山本圭治郎教授
患者の抱き上げ・下ろし動作における介護者の肉体的過負担を軽減することを目的とした、完全にウェアラブルなパワ−アシストスーツ。外骨格型のアーム、ウェスト、レッグユニットからなり、エアバッグ式空気圧アクチュエータを小型DCモータ・エアポンプにより直接駆動している。介護者が必要としている関節駆動力を、筋肉センサにより検出しアクチュエータを制御している。体重45kgの女性がスーツを着用することにより体重70kgの男性をベッドから抱き上げることができる。 |
テーマ2 |
『安全歩行を支援するインテリジェント杖の開発』 磯村恒教授
杖使用者の身体機能変化に対する気づきを引き出し、身体機能状態に応じた杖使用技法を考え、実行させる機能と実行した杖操作情報の分析から得られる適切な杖使用技法を再構築する機能をもった杖の概要を紹介する。 |
テーマ3 |
『非侵襲生体計測技術の健康・福祉への応用』 松尾崇教授
体に負荷(運動負荷や圧迫、精神的ストレスなど)がかかった場合、体にどのような影響が生じるかについて、主として循環機能の計測から話をしたい。使用する装置は、超音波脳血流測定装置、超音波断層診断装置、サーモグラフィー装置などである。 |
テーマ4 |
『高齢者の運動機能を捉え・評価する』 高橋勝美助教授
運動機能は,加齢とともに低下する.運動機能の低下は,生活活動量を低下させ,生活習慣病の危険因子となる.さらに,高齢者に特有の下肢筋力の低下,関節可動域の低下,感覚機能の低下は,ADLを低下させ,ひいてはQOLを低下させる.高齢者に対する「健康・福祉技術」の役割は,機能低下を防ぐための「予防支援」と「自立支援」が重要となる.ここでは,特に高齢者の運動機能の特徴をどのように計測しているかを中心とした内容とする. |
※企業の皆様に協力を要請したい課題 |
(1) |
内圧2気圧に耐えるゴムまたは高分子フィルムによる軽量な蛇腹の製造技術の開発最大出力圧力2気圧の小型軽量静粛なエアポンプの開発 |
(2) |
杖操作能測定装置(回路)の集積化 |
(3) |
測定機器開発時における技術支援 |
※企業とタイアップするときの提供技術 |
(1) |
構造設計、センシング技術、制御技術 |
(2) |
�設計技術,�臨床情報および分析技術 |
(3) |
リハビリテーション機器や福祉用具・機器の開発には、必ず体に対する負担、影響を考える必要がある。身体の生理計測技術についての知識提供
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(4) |
高齢者・障害者に開発された自立支援機器・用具等の評価が可能 |
2.交流会 (20時〜21時予定) |
・参加者1分間スピーチ(自己紹介や当フォーラムへの希望など) |