南西フォーラム開催情報 / 開催報告

南西フォーラム分科会
「ロボットビジネス研究会」第1回

開催日:平成25年10月28日(月)18時〜20時
場 所:ユニコムプラザさがみはら セミナールーム1

グローバル競争の進展によって、液晶テレビやPCに代表されるコモデティ製品においては、韓国や台湾、そして中国の企業による「モジュール型生産システム」が競争力で日本企業を圧倒しています。
そのため、今後の日本のものづくりを支えるのは「インテグラル型生産システム」において日本企業に競争優位のある、自動車やロボット等の部品点数が多く高付加価値な製品であると言われています。

一方、我が国では少子高齢化が急速に進展しており、労働力の不足が懸念されています。
このため、ロボット技術は産業分野だけではなく、介護・福祉、家事、安全・安心等の生活分野への応用が要請されている状況であり、需要側の確実な市場拡大も期待されています。

このような中、相模原市を中心とするさがみ縦貫道路の沿線地域は、2013年2月に地域活性化総合特区「さがみロボット産業特区」の指定を受けており、ロボット関連産業による周辺地域経済の活性化と更なる成長が期待されています。

そこで、南西フォーラム分科会では、ロボット関連市場への新規参入と更なる事業展開を企画している事業者さまへの支援を目的として、「ロボットビジネス研究会」第1回を10月28日(月)に開催いたしました。

第1回目の今回は、相模原市を中心とした製造業や情報処理業の中小企業さまや大学/公的研究機関などから61名の方が参加されました。また、講演終了後には質疑応答と名刺交換会を行い、講演者との情報交換を行いました。

講演テーマ
(1)「中小企業工場が安価に導入できる産業用ロボット市場の今後について」
    東京大学 特任教授 佐藤 知正 氏
(2)「当社のロボット研究開発の実際」
    グローウィング株式会社 代表取締役 山口 慎一 氏

ルンバを開発して米i-robot社を大成功に導いたロドニー・ブルックスは、次のロボット製品のターゲットとして初期導入費用2万ドルの画期的な双腕双眼ロボット「バクスター」を開発しています。
第一部では、今後ますますの発展が予想されている双腕ロボットの具体的展開と市場動向について紹介していただきました。
また、第二部では、既にロボット開発事業を展開している企業の視点から、現状と今後の技術的動向について紹介していただきました。

次回は、11月27日(水)に開催を予定しております。