開催日 平成26年3月12日(水) 18時~20時
場 所 相模原市立産業会館 3階 大研修室
モノづくり企業と宇宙科学研究所との連携を目的とした宇宙科学研究会は、平成26年3月12日(水)に通算第6回(平成25年度第3回)が開催され、34名が参加されました。テーマが「宇宙ロボット」で、さがみロボット産業特区の関係もあり、相模原市、町田市はもとより、神奈川県、東京都など広範囲の企業や支援機関から多くの方が参加し、講演の後、質疑応答と名刺交換を行い、盛況の内に終了いたしました。
講演内容
「宇宙ロボット開発のすすめ」
JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所
宇宙機応用工学研究系 助教
大槻 真嗣(おおつき まさつぐ)氏
JAXAで研究開発を進めている月惑星ロボットについて、ロボット技術、ロボットによる月惑星探査の変遷、日本の次期月惑星着陸探査計画を含めて紹介されました。
これまで開発されたアメリカ、旧ソビエトそして中国などの惑星探査(月・火星)ロボットや、今後計画されている欧州やインドそして日本の惑星探査計画の概要について、動画や写真等を交えて紹介がありました。
また、宇宙(月惑星探査)ロボットには、地球上とは異なる表面移動機構、環境認識センサ、自動制御ソフトウェアの技術が必要になり、その取り組みについても紹介されました。その中には、中小企業の宇宙産業分野への参入事例として、中小企業がJAXAのオープンラボ公募制度を利用して角度センサを開発した説明があり、参加している中小企業にとっては、とても興味深い内容でした。