日 時:令和元年9月10日(火)16:00 ~ 19:30
参加者:114名
場 所:青山学院大学(相模原キャンパス)
変化の激しい市場環境の中で中小企業が生き残るためには、自社の独自性を高めることが求められます。その中で、産学連携は自社の成長につながる有用な手段の一つでありながら、中小企業が成果をつかみ取るには、いくつかの課題があります。
今回の南西フォーラムでは産学連携について、コーディネーター、大学・高専、中小企業の視点から事例等を紹介し、首都圏南西地域の産学連携に関するポテンシャルを客観的に見渡すことで、中小企業によるイノベーション創出の多様な可能性を見出すことを目的として開催いたしました。
1. 基調講演(16:10 ~ 16:50)
『事例から読み解く、中小企業による産学連携』
講師
一般社団法人首都圏産業活性化協会
産学官連携コーディネーター 堺 奈都 氏
(東京都立産業技術研究センター 特任技術アドバイザー)
コーディネーターとしてのご自身の経験から、産学連携成功のポイントだけでなく、円滑に進まなかった事例の要因も探りながら産学連携の本質に迫り、中小企業の視点に立った産学連携への期待や可能性についてご講演頂きました。
2. 分科会(17:10 ~ 18:20)
分科会A「大学等の産学連携推進体制」分科会
分科会A-1
『相模原キャンパスを拠点とした
リエゾンセンターの取り組みについて』(17:10 ~ 17:30)
青山学院大学 リエゾンセンター
副センター長 黄 晋二 氏
(理工学部 電気電子工学科 教授/博士(工学))
青山学院大学の産学連携への取り組みが相模原キャンパスを拠点として着実に推進され、「青学にしかできない産学連携の形」を目指し、さらなる研究力強化と研究成果の“見える化”、そのための学内の体制整備についてご講演頂きました。
分科会A-2
『神奈川工科大学の地域社会・
企業への貢献について』(17:35 ~ 17:55)
神奈川工科大学 工学教育研究推進機構 リエゾンオフィス
コーディネーター 深堀 健一 氏
神奈川工科大学は、研究・教育機関としての役割を担いつつ、「研究を通じて地域社会との連携強化に努める」という建学の理念に基づいた“産業界のニーズへの対応”、“地域社会・企業への貢献”について、事例を交えてご講演頂きました。
【神奈川工科大学 工学教育研究推進機構のHPはこちら http://www.kanagawa-it.ac.jp/~l4024/ 】
分科会A-3
『産学連携を企図した新校舎、
コラボレーション・コモンズの紹介』(18:00 ~ 18:20)
東京工業高等専門学校
総合教育支援センター センター長/准教授 庄司 良 氏
コラボレーションセンター 主任 向川 拓臣 氏
東京工業高等専門学校は、“社会実装教育”を基軸に置いた産学連携の推進についてご講演頂き、新設設された“コラボレーション・コモンズ”や、地域連携の拠点となる“産業技術センター”についてもご紹介頂きました。
分科会B「中小企業による産学連携」分科会
分科会B-1
『従業員6名!町工場が挑む
大学との新技術開発』(17:10 ~ 17:30)
有限会社山内エンジニアリング
営業部長 郡司 章 氏
取引先からの相談から始まった技術開発の取り組みが、コーディネーターの支援から大学や大手企業も巻き込んだ産学連携への発展し、その道のりと成果、また、産学連携から得られるメリットや中小企業が取り組む産学連携の課題についてご講演頂きました。
分科会B-2
『産学連携、成功の鍵は
“タイミングと目標・役割分担の明確化”!』(17:35 ~ 17:55)
株式会社メディアプラス
代表取締役 金沢 勇 氏
際に取り組んできた産学連携を通じて、新規事業への挑戦から見出された新たな可能性と、産学連携を円滑に進めていくためのポイントについて、さらには、研究開発が思惑通りに進まない要因についても自社が得た“教訓”としてご講演頂きました。
分科会B-3
『医療機器を主力事業へ!
医工連携による自社製品開発』(18:00 ~ 18:20)
株式会社志成データム
代表取締役 斎藤 之良 氏
紆余曲折を経ながら医療機器の開発と事業化に挑み続け、大学との長期的な協力関係が実を結び、自社製品のリリースを契機に、ビジネスとしての新たな展開に大きな一歩を踏み出そうとしている現状や、今後の展望についてご講演頂きました。
交流会(18:30 ~ 19:30)