来訪者受付・案内業務の実証実験を行います!

 

 相模原市では、市内企業が開発に関わるサービスロボットの事業化や「ロボットのまち さがみはら」を代表する製品・企業の創出を目指し、ロボットの実証実験支援に取り組んでいます。

 

 このたび、本事業の採択企業「コミュナルテクノロジーサービス株式会社」による、多目的コミュニケーションロボットを用いた来訪者受付・案内業務の実証実験を、100社を超える企業が入居しているビジネスインキュベーション施設「さがみはら産業創造センター」内で行います。

 

 

1.実施期間
  令和6年1月25日(木)から令和6年2月29日(木)まで設置
  

  ※1月29日(月)午後3時から午後4時30分にて、

   メディア等関係者向けに公開実証実験(ロボットの機能説明及び実演等)を行います。

   参加を希望される方は、相模原市産業支援課(TEL 042-707-7154)または

   さがみはら産業創造センター(TEL 042-770-9119 担当:樽川)までご連絡ください。

 

2.場所
  株式会社さがみはら産業創造センター 1階ロビー(相模原市緑区西橋本5-4-21 SIC-1 Startup Lab.)

 

3.実施事業者
  コミュナルテクノロジーサービス株式会社

  所在地:相模原市緑区西橋本5-4-21 さがみはら産業創造センターDesk10

  URL:https://www.communaltechs.com/

 

4.実験で使用するロボット

  「temi(テミ)」

  【仕様】

   外  径  横幅350mm×高さ1000mm×奥行450mm
   重  量  12kg
   走行速度  3m/秒~9m/秒(3段階設定)
   音  量  Lv.1~Lv.10 (10段階設定)
   動  力  充電式(連続稼働時間 8時間程度)

 

5.実証実験の内容(概要)

 さがみはら産業創造センターの1階ロビーに本ロボットを設置し、来訪者への受付・案内業務を行い、職員や入居企業等へのヒアリングを通して、本ロボットの活用ニーズや課題等を明らかにし、その実用化・事業化に向けた改良に活かします。

 

 ※プレ実験の様子

  

 

6.実証実験の内容(詳細)

 コミュナルテクノロジーサービス株式会社では、米国temi社が開発したロボット「temi」を含む市販のサービスロボットやIoT機器を活用し、企業クラウドシステムとの連携制御をノーコード*1で実現するプラットフォーム “Buddiotte” の開発と運用に取り組んでおります。この実証プロジェクトにおいて、当該プラットフォームを活用して、施設の受付・案内業務向けの独自のアプリケーションを企画・構築し、その適用性と有効性を検証しています。

 

*1 ノーコードとは、プログラミングのスキルが不要で、ビジュアルなツールを使ってソフトウェアやアプリケーションを作成できるテクノロジーのことです。プログラムの知識がない人でもアイデアを実現し、ビジネスプロセスを迅速に最適化できます。これにより、イノベーションのスピードを加速し、コストを削減しつつ、新しいデジタルソリューションを手に入れることが可能となります。

 

【ロボットの特徴】

 ①タッチパネルディスプレイと音声による円滑な対人コミュニケーション
 ②自動追従・障害物回避などの高度な自律移動(各種センサーとAIの連携)
 ③遠隔操作やビデオ・音声通話機能により、コミュニケーション
 ④オープンプラットフォームで、高いカスタマイズ性
 ⑤小型(高さ1メートル)で静音、かつ親しみやすいデザイン

 

【Buddiotteの特徴】

 ①ビジュアルブロックを組み合わせるだけで、ロボットを簡単にプログラミング可能。
 ②企業のクラウドシステムからデータを学習でき、業務プロセスの最適化に貢献。
 ③他のクラウドサービスとのシームレスな連携により、ロボットを活用して最新情報をリアルタイムで利用可能。

 

【企画・構築したアプリケーションの概要】

 ①ロボットは、入居企業のリストを事前に学習・認識し、来訪者に対して認識された企業を案内します。
 ②来客者の訪問先に応じて、敷地内の複数の建物から場所と連絡方法を的確に案内します。
 ③訪問先企業の入居棟に応じて、内線通話やエレベーター案内、別棟への案内、

  必要に応じてスタッフ室への通話など、複数の選択肢から最適な案内方法を自動的に認識し、来訪者に提供します。
 ④ ロボットは、来訪者を案内すると同時に、画面上で必要なガイダンスを表示し、スムーズな案内をサポートします。

 

 ※参考(企画・構築したアプリケーションの一部)