かわらばん

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     社長のコラム
かわらばん入居版95号 2012年3月

中嶋社長のつぶやき
   SIC 記念すべき2つのイベント
 SICの3月は、記念すべき2つのイベントが開催されました。

 最初の1つは、「SIC経営塾10周年記念パーティー」です。
 経営塾10周年を記念して、3月10日に開催。第一期~第十期の修了生と関係者、約60名に参加いただきました。当日は、経営塾講師の浜銀総研・寺本明輝さんによる講演会、修了生代表のパネル・ディスカッション、懇親会、とても、和やかな「場」になりました。寺本さんを筆頭に、経営塾を愛し、サポートしていただいているすべての皆様に感謝いたします。
 SIC経営塾が、10年続いているのは、それなりに理由があります。SIC経営塾の最大の魅力は、受講者自身が自社の「事業構想を立てること」「未来を構想すること」です。そして、それを表現すること、「見える化」することで、参加された方自身が成長していることを実感でき、事業活動の中でその力を発揮できることに、独自の顧客価値があると考えています。
 SIC経営塾の初期は、ベンチャー経営者+起業家に、事業構想+事業計画+マネージメント知識を寺本先生の知識+ファシリテーションにより構成する「経営塾」でした。この10年で、「事業構想の立案+発表+専門家の辛口コメント」「非公式同期会・異業種の集まり」の付加が差別化要因となり、競合の東京+横浜のビジネス・インキュベーション、地域支援機関にはない学習の「場」に成長しました。最近の参加者は、若い世代の地域企業の経営者、事業後継者、経営幹部に変化しています。「SIC経営塾」自身も、「寺本先生+発表の場」がブラッシュアップ、SICサポーターの皆様によるスパイスの効いた質問、辛口の講評が、「場」のステージを引き上げている。これらの顧客価値向上が、認められたのではないかと考えています。
 何れにいたしましても、10年たったわけです。SICも、10年。第一期生も、10年。サポートいただいている皆様も、10年。そこで、皆様のこれからの10年は、どのようになっているのでしょうか・・・
 この「場」を通じて、それぞれの参加していただいている皆様の10年後のありたい姿を、今後も語り合える「場」としていただくことも良いのではないかと考えます。

 続いて、2つ目は、「おもしろ企業の魅力拝見!」出版記念会です。
 遂に、SICから地域企業を紹介する「本」が発行されることになりました。その出版を記念してのイベントが3月12日に開催されました。
 平成21年度から、相模原市の委託事業として、人という経営資源にフォーカスした「地域産業界のひとづくり支援事業」を実施。相模原市とその周辺地域の約500社を対象として、「人」にたいする意識や考え方に絞り込んでの調査となりました。相模原市周辺には、こんなに良い企業がたくさんあることを再認識。大変にユニークな企業を発掘する調査になりました。そして、調査結果をこのままにしておくのは、勿体ないので、23年度は、この調査結果を分りやすい本にする活動をすることに。結果として、21社のノミネート。「おもしろ企業の魅力拝見!」が完成しました。地域の中で、ユニークな企業を知ってもらい、地域の魅力とすることで、相模原地域のブランドが、向上できるのではないかと思っております。
 因みに、この本は4月1日より、市内及び周辺地域の書店、Amazonで購入できます。

 新しい年度を迎え、新分野進出、新技術開発、新規事業へチャレンジされる企業の皆様に、貢献できるよう充実した支援メニューを用意いたしております。是非、SICを上手に使ってください。