かわらばん

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     社長のコラム
かわらばん入居版140号 2016年1月

さがみはら産業創造センター 新年のご挨拶
    初春のお慶びを申しあげます。
 昨年は2年連続となる日本人によるノーベル賞受賞(大村氏=医学生理学賞、梶田氏=物理学賞)、リニア実験線で603㎞の高速走行に成功、国産ロケットH2A29号打ち上げ成功、MRJ国産ジェット機初飛行に成功等々、日本人による研究開発力や国産技術力の高さが大きくクローズアップされた年となりました。まさに「Made・in・Japan」を象徴する年になったように感じます。

 現在、コンピュータの性能が著しく向上し、情報処理技術が進歩したことにより、人工知能が盛り上がりを見せています。それに加えて、センサーや駆動装置に関する技術が発達したことにより、ロボットの開発に関する技術も飛躍的に向上しているところです。
      
 そんな中、「いまから2年ちょっとで(2018年)人口知能は人間を超える」と言うのは人型ロボット「Pepper」を創ったソフトバンクの孫社長。子どもの頃に見た鉄腕アトムが、人が流す涙を見ても、その意味が分からなかったことに「かわいそうだ」と思ったそうです。そして、「いつか大人になったらアトムに“ハート”をプレゼントしたい」という夢を抱き、それを実現させました。また、ロボットは人間の仕事を奪ってしまう敵ではない。情報革命は人々を“幸せ”にするための革命です。人より賢くなるからこそ、ロボットにやさしいハートをもたせたのだとも語っています。(ベンチャー通信)

 知恵と技術を結集し、夢の実現、幸福の共有を目指す気概と“人の心”の尊さを重んじる感性は素直にすばらしいと思います。

 さて、今年はどんな年になるでしょうか。
           
 2016年度~17年度の日本経済展望はアベノミクス始動後に作動した景気の自律拡大メカニズムの維持を背景に「概ね回復軌道へ復帰していく見通し」ですが、中国をはじめとする海外経済の減速や消費税率引き上げなどの影響により、「景気回復は総じて緩やかなペース」となる見込みです。引き続き、自社の強みを活かし、企業競争力を着実に高めていくとともに、中長期的な視野に立ち、しっかりとした事業基盤を構築していくことが大切ということでしょう。    
  
 さがみはら産業創造センターは、昨年、お陰様で2000年SIC―1のオープンから15年目の年を終えることができました。今後、SICの企業理念の実現を目指すとともに、新たな15年先を見据え、入居企業並びに地域企業の皆様の成長発展に繋がるような支援及びサービスに取り組んでまいります。
               
 新しい年が皆様方にとりまして、夢の実現が着実に進み、「希望に満ちた年」になりますよう心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

 どうか、本年も宜しくお願いいたします。           
         
株式会社さがみはら産業創造センター  
代表取締役 橋元 雅敏