経営者セミナー

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第14回 経営者セミナー 実施報告

シリコンバレーから見た日本型ベンチャーの成長戦略

○日時:平成25年度9月24日(火)
○会場:町田新産業創造センター
○出席者数:90名 (懇親会:45名)

第14回SIC経営者セミナーはSICと町田新産業創造センター(MBDA)との共同開催となり、町田新産業創造センター佐々木専務の開会あいさつにてセミナーが始まりました。

講師の曽我弘様(下記に詳細プロフィール)は20年にわたるシリコンバレーでの起業と経営のご経験に裏付けられたビジネスセオリーを、成功談・失敗談を交えてご講演頂きました。印象的だったのはやはり、スティーブ・ジョブズ氏との会談のエピソードで、商談がまとまった後スティーブからの“What is your next?(次はなにをやるんだい?)”との言葉に、ビジネスの成功の要因はチャレンジとスピードであるということがこの短いフレーズの中に込められているようでした。
講演の終盤では参加者からの質問も多数あり、成長を続けるシリコンバレーへの関心の高さがうかがえました。

本セミナーを開催するにあたってご協力いただいた八千代銀行様の宮川様(営業統括部 法人営業課 課長)より開催の趣旨などについてお話し頂きました。

講演終了後は交流会も開催し、曽我様もご参加いただき、多数の企業様がご参加され、講演とは真剣な雰囲気とは一転、和やかに親睦がはかられ、セミナーの全日程が終了いたしました。

(追記)
9月5日に発行された曽我様の著書
『(新版)シリコンバレー流起業入門
  ~投資を引き出すためのビジネスプラン作成ガイド~』-同友館-
を会場で販売致しました。ネットで購入も可能です。
http://www.doyukan.co.jp/store/item_049910.html#header

講師プロフィール

 
曽我 弘 氏
KAPION Partners代表

 

 

新日鉄研究開発本部・計測制御研究センター所長を経て新規事業本部にて数々の新技術事業化プロジェクトに携わり、1991 年に新日鉄退職。その後シリコンバレーに移住し、複数のビジネスを立ち上げる。1996 年に DVD オーサリングシステムを手がけるSpruce Technologies,Inc. を設立し、2001 年にアップル社に売却。2010 年帰国後から日本発エネルギー技術の商業化のための活動を開始し、2011 年に東北大発 VSSB( 新固体電池) 開発プロジェクトの中心的人物として活躍。同年10 月、シリコンバレーでBlueJay Energy, Inc. の設立に携わり、現在もChairman として活動中。また同時に、日本における起業家育成に 熱心に取り組み、 KAPION Partners を設立(能登左知氏と共同による)して起業家のメンター活動に尽力中。

 

その他の活動:
• 産総研発「ベンチャー創出支援事業に関する検証委員会」メンバー
• ITEC( 日本メンタークラブ) メンバー
• 著作『シリコンバレー流起業入門〈新版〉』(能登左知と共著、2013年、同友館出版)

 その他講演多数。 Webサイト: http://kapion.net

 

1958 年 静岡大学電子工学科卒
1958 年 日本電子入社
1960 年 旧八幡製鉄入社(現新日鉄)
1974 年 工学博士(東京大学)

アンケート結果

 

※下記結果については総解答数=53名で除し、百分率に換算後、小数点第二位を四捨五入した割合である。
※コメントについては原文通り記載している。

 

 

 

○セミナーの満足度

ご感想やご要望

【大変満足】
・シリコンバレー流企業三原則でビジネスで重要なのは
  「どういう問題があって、どう解決するか」との話がありましたが、まさしくその通りだと思いました。
  支援機関として多くの方の創業相談・新規事業相談を受けるので業務に活かしたいと思います。
・継続的に開催して欲しい
・アメリカと日本の違い、シリコンバレーでのベンチャー企業が大きく育つ理由がよくわかりました。
・ベンチャー支援に積極的に関わっていきたいという気持ちを改めて強くすることができました。
・①地に足のついた話―新日鉄出身②実体験に基づく③客観性のあるアドバイスを分析
・大変参考になりました。社に戻ったら再度話をしたいと思います
・20年間のシリコンバレーでの経験を下にした話であり、
  ベンチャーの成長戦略のポイントがとてもわかりやすく信頼できる内容でした。
・曽我さんの仕事は存じあげておりましたが、改めてそのユニークさを認識しました。大変参考になりました。
・大変良い面白いセミナーでした
・これまで見聞きしていた話とは異なった視点、切り口で新鮮な話でした
・起業スタートアップの考え方としても参考になった
・アメリカのベンチャーの経営の在り方と日本の在り方の相違、スピードの違い等、興味深い内容でした
・面白かった

 

【満足】
・日本企業ベンチャーの違いが分かった
・日本企業とシリコンバレーでの起業の考えの違いはあるが
 両方のいい面・参考になる面を考え取り組んで行きたいと思った
・考え方が同じで有り自分の自信となった。多少違いもあるが?
・ビジネスのやり方に大きな差異を感じた。企業内の起業やビジネスの進め方等に結びつけたイメージをもった。
  このStartupは、企業内のビジョンのあり方に展開可能と見込む
・シリコンバレーで企業の成功のノウハウを知れて勉強になった
・貴重なお話をお聞きできてよかった

 

【どちらでもない】
・日本の商習慣や法律、構造化社会をベンチャーがどう立ち向かうかが問題である

○その他、ご意見・ご感想など

・日本が陥っている閉塞状況・・・What's nextを貴団体がリードして常に行っていただきたい
・当センターの建物が立派な箱物でないので安心しました
・今後の方向を決めるための参考になりました
・次回も参加したいとおもいます。
・これだけの参加者があるなら是非継続的にセミナーを開催したら良いと思います。良い講師を選んで
・大変勉強になりました
・参考になりました。ありがとうございました。
・今後も参加していきたいと思います