光関連製品及びサービスの供給を行うレボックス株式会社は鎌田英洋社長が27歳で起業し現在36歳。
鎌田社長は新卒で産業用機械の商社に就職し、火力発電所向けの流体制御機器の営業に携わる。
しかし、御用聞き営業に「仕事ってこんなものじゃない」「自分の力で生きる道を切り開きたい。」という思いが募り、入社から5年目で退職する。フィンランドの会社に就職するが、為替の変動などで日本向けの事業が成り立たなくなり、これを契機に独立を決意した。
環境をキーワードに木製の三層ガラス窓、窓用フィルム、雨水フィルタと小さい規模ながらも商材を拡げた。
LEDは2001年に大手メーカーから「製造装置のハロゲンランプが頻繁に切れる。LEDは使えないか」とういう問い合わせから始まる。この案件で顧客から大変喜ばれ、「LEDは大きく成長する」と直感したそうだ。2005年には生産ラインで使用する検査カメラ用LED光源装置を開発。これが検査機器メーカーに採用されたことを契機に大きく成長し、今では売上の約45%を占める。
用途は「太陽光パネル」「液晶テレビ」などのフィルムの表面検査、果物の糖度測定、古文書の解析など大きな広がりを見せている。今月には世界最高照度のファイバー用LED光源装置の販売を開始、また、ドイツで開催される「マシンビジョン展2009」への出展と意欲的な活動が続く。
SICは2005年にLED照明のデザイン開発を現在は生産・品質管理の体制作りを手伝っている。「社員が喜びを分かち合い、人類の平和に貢献しつづけるチャレンジブルな組織を作りたい」と鎌田社長は夢を語る。楽しく元気な社員たちと力を合わせ、世界が注目するLEDメーカーに成長する日は近い。
レボックス株式会社
代表取締役社長 鎌田 英洋 所在地:相模原市上鶴間6-27-5
資本金:1,820万円 年商:2億3百万円(2009年7月決算)
創業:2001年1月※旧社名シップス株式会社(2008年10月変更)
従業員:8名
事業内容:画像処理用・産業用・基礎実験用・建築用LED照明光源
及び電源の設計・開発・製造・販売
ウェブサイト:
http://revox.jp/