災害時や救急などの非常時に必要となるエネルギーや水、照明に関連する開発などを行っている株式会社ER SYSTEMSの原 真吾社長にお話しを伺いました。
幼いころから“未知の世界”への探求心旺盛で、天文学者になるのが夢でした。大学で環境化学工学を学び、水素の貯蔵、鉄道車両用水素発生システム、携帯型燃料電池、自然エネルギー発電、海水対応浄水器、LED灯具などの研究開発やプロジェクトマネージメントなどエネルギー関連の研究開発の道を進んできました。これらの経験をもとに2013年に独立し事業を始めました。
社名のERは、Renewable Energy(再生可能エネルギー)・Emergency Response(非常時対応)という意味があり、エネルギー(電気、熱など)に絡んだ様々な機器の受託開発(電気、機械、ソフト)や少ロット試作・製造調達一括代行、自社製品の開発などを行っています。
【エネルギー分野について】
オンサイト型水素蓄エネルギーシステムにおいて中核的なパーツとなる「固体高分子型電解スタック」の研究開発を進めています。これは、再生可能エネルギーなどの電気を水素ガスに変換してエネルギーを貯蔵するためなどに使用します。欧米で良い機器が開発されつつありますが、弊社でも非常に良い性能が出始めています。
また、SIC燃料電池研究会に所属し、再発電についても研究開発を行なっています。最近技術的な課題をクリアしたことで、計画を前倒しして今年度中の電解セルのファーストモデルの完成を目指しています。
【非常時分野について】
災害や救急などの非常時やリハビリ現場には、通常の生活時とはまた違った高い性能や、機能、日本人にあったサイズ感、非常時環境での使い易さ、丈夫さなどが必要です。これは自身の体験からも実感しました。
この分野には、中小零細企業だからこそ出来ることが多くある気がします。これらの開発についても引き続き企業連携で取り組んで行きたいと考えていますので、ユーザー様、商社様などこれらの分野にご興味ある方は、お気軽にご連絡ください。
株式会社 ER SYSTEMS
SIC-1 210 号室
TEL : 042-703-1655
mail :
info@ersystems.co.jp
URL:
http://www.ersystems.co.jp/