株式会社グローバルヘルスは、人々の健康維持、美容促進のため超音波画像技術を使い皮下脂肪や筋肉の厚さを手軽に測定できる超音波画像装置「みるキューブ」の開発、販売を産学官連携で取り組んでいる。超音波画像測定技術は、もともと日本企業が開発した身体に無害で安全な測定方法であり、医療専用であった技術を身体組成(脂肪、筋肉)測定専用装置として、「小型、軽量、低価格」の新設計コンセプトにより、産業技術総合研究所と技術連携し、製品化した。
大手フィットネスクラブのスポーツトレーナーであった田中寿志社長は、プロのサッカー選手をはじめアスリートのトレーニング指導を通して、ダイエットやトレーニング指導の科学的裏づけの必要性を感じた。
客観的なデータを得ることができる超音波画像による脂肪、筋肉測定技術に着目し、2003年に起業し、製品開発に5年を費やし、2008年から販売を始めた。
「みるキューブ」の特徴は、超音波を発信するプローブ(超音波センサー)を測定したい身体部位に当てるだけで、誰でも簡単にキレイな画像で測定できるように開発されており、更に身体内の画像をリアルタイム(動画)で映し出すことが出来ることである。
装置をUSBでパソコンに接続するだけの手軽さで、専用ソフトをインストールしたパソコンの画面には、脂肪、筋肉がきれいに色分け表示され、誰でも皮下脂肪と筋肉の厚み、筋肉の運動不足度や皮下脂肪の弛み状態を知ることができる。
このことにより、ダイエットやトレーニングの効果を目にすることができ、健康、美容、スポーツなどの分野では、判りやすい指導とモチベーションの維持に大いに役立ち好評である。
そして昨年秋からは、中国での販売を開始し、現在は、ブラジル、ロシアをはじめ、東南アジア諸国との製品化を進めている。画像による健康評価の価値は、万国共通のようである。
さらに、筋肉量の計測により、自立歩行能力判定の介護予防や筋肉の発育発達を評価する小児肥満予防の研究開発にも注力し、新たなコンテンツ制作も進めている。
また、半導体技術を駆使し、超小型、超低コスト装置化を実現し、携帯電話やテレビ、ゲーム機との接続使用による家庭で使える超音波画像装置の製品化を将来目標としている。
これは、乳がん検査はじめ、高度な検診技術を簡便な測定に代替えし、家庭で個人での実用を可能にする製品化であり、この壮大な夢に向けて、地域の医工連携プロジェクトで頑張っている。
画像で見る。効果を観る。健康と安心を看る。
この「見る・観る・看る」から名づけられた「みるキューブ」、「いつでも、どこでも、誰でも、手軽に」できる超音波画像装置で世界中の人々の健康のお役に立ちたいという田中社長の創業の志は、実現されつつある。
株式会社グローバルヘルス
代表取締役社長 田中 寿志
さがみはら産業創造センター SIC-1 318
TEL:042-770-9490
E-mail:
info@globalhealth.co.jp
WEB:
http://www.globalhealth.co.jp