【代表プロフィール】
株式会社エフ・ティ・エスコーポレーション
代表取締役 門倉 貞夫(かどくら さだお)さん
大手化学系メーカー出身。
八王子市在住
学生時代から始めたテニスは50年以上続けている。
最近ではゴルフにも力を入れ、健康・体力の維持に努めている。
【起業しようと思ったきっかけは?】
化学系メーカーでは、エンジニアとして薄膜材料の加工のために東京工業大学の技術シーズを利用してスパッタ装置を開発していたが、企業の事業再編の中で研究開発が中止することになり、自身で研究開発を続行しようと考えた。
1996年自宅の空き敷地に実験室をつくり創業。その後、SIC-1のオープンとともに入居。SICでは2つのラボを利用し、クリーンルーム内外に開発したスパッタ装置が並ぶ。
【事業紹介】
新対向ターゲット式スパッタリング(NFTS)をコア技術に、これまで困難とされていた量産性に優れた低温・低ダメージで高品質な薄膜形成を実現し、大学・企業の研究開発部門での先端材料開発をサポートし、装置を提供している。
NFTS技術の応用分野は広く、従来型のスパッタ技術では難しいとされる磁性薄膜、金属ターゲットを用いた反応性スパッタによる酸化膜、窒化膜の高速成膜、半導体や多層光学薄膜、有機ELディスプレイなど様々な分野で使用されており、最近では中光研究員を中心に東京工業大学とMEMS分野への応用を目指した共同研究を進めている。
【これからの夢または目標は?】
「NFTS技術による製品開発成果として省エネ効果の高い透明断熱フィルムが技術的に完成してきた。 事業化とともに操業場所の確保を検討している。これを契機に、若手スタッフの採用などにより組織づくりを進め、次世代にNFTS技術を継承していきたい。」と門倉社長は抱負を語る。
株式会社エフ・ティ・エスコーポレーション
SIC1-101・102
TEL042-770-9403 FAX042-770-9403
http://www.ftsc.co.jp/index.html