かわらばん入居版96号 2012年5月
アイセム
 型にはまらず自分の色を出す
【代表プロフィール】
アイセム(i-SEM Laboratory)
代表 清水健一
工学博士、慶応義塾大学名誉教授、大阪市立大学客員教授
東京都立大学(現首都大学東京)大学院工学研究科博士課程修了、日本学術振興会奨励研究員、マンチェスター工科大学・The Royal Society客員研究員、慶應義塾大学経済学部化学教室教授などを経て今年3月定年退官。
東京都立大学大学院で勉強する喜びに芽生え、マンチェスター工科大学では、世界最先端の技術に触れ、公平な研究の機会を得ることが出来た事が今日に繋がっていると話す清水教授は、腐食・防食、ナノ表面分析及び電子顕微鏡の分野で第一人者。
ご結婚を機にイギリスから帰国されたとのこと。偶然にも奥様は大学時代の英語教授の娘さんで、家族を大切にしている。清水教授いわく、「家族を蔑(ないがし)ろにしてまで行う研究はない」。
長野県上田生まれ。2009年公開されたアニメ映画『サマーウオーズ』の舞台が、生まれ故郷だったため大変驚かれたとのこと。
相模原市在住。
趣味は猫の観察。2匹の猫と1匹の犬が同居中。
【起業しようと思ったきっかけは?】
めっき皮膜などの様々な表面処理皮膜、半導体デバイス断面の迅速な観察法の確立は、日本の製造業が国際競争力を維持するうえで極めて重要な課題になっている。
大学の退官を機に、これまでに培った表面観察・分析の技術により、ものづくり企業の表面処理の技術力向上をサポートしたいと考え起業した。
【事業紹介】
めっき皮膜など様々な表面処理皮膜、半導体デバイスなどの断面観察の分野において、次の事業を行う。
・超低加速・超高分解能走査電子顕微鏡と高周波グロー放電スパッタ法による迅速サンプル前処理法の普及(セミナーや相談企業先での 現地指導)
・超ミクロトームによる断面試料作製及び技術指導。
・新規電子顕微鏡試料作製装置の開発。
今うまく行っているものを変える必要はないと言う考えにはNO!「型にはまっていてはいけない。自分の色を出していくという研究姿勢が大切。今日を凌げば明日はある。未来は考えない。」と話す清水教授。
皮膜に関する事なら何でもご相談くださいとの事です。
アイセム
SIC-3 3303
☎090(9308)9407