■代表プロフィール
株式会社グローバルヘルス
代表取締役 田中 寿志(たなか ひさし)さん
1964年 千葉県生まれ、埼玉県育ち、
相模原市相模湖町在住。
お子様は一男一女の4人家族。趣味は家族や仲間とのアウトドア。
小学生の頃から写真が好きで、「富士山には出会いの奥深さがある。
いい景色に会えるか会えないかは、行って見るまで分からない。」と、今は富士山に夢中。好きな言葉は、(自身考案による)「志高誠道」。
■起業しようと思ったきっかけは?
大学を卒業後、大手フィットネスクラブに入社。クラブに通うお客様は、仕事に疲れた後、更にスポーツに疲れながら健康維持を図る。トレーナー時代は、そんな健康維持方法に疑念を持っていた。しかし、客観的な効果が分かるデータを示すことができない。更に、サッカー日本代表の合宿に参加し、筋力測定を行ったとき、一流のプレイヤーが自己の努力の正しい評価を求めていることに気づかされる。そんな時、超音波画像装置に出会い、その能力に魅了され、この測定技術をスポーツや健康、美容の指導にもっと応用したいと志を持つようになる。
当時、超音波は医療用のみに限定されていたが、2000年から始まった厚生労働省が推進する*「健康日本21」により規制緩和され、超音波での脂肪や筋肉の測定は医療行為ではないとされた。これを機に、産業技術総合研究所の永田可彦、福田修、両研究員や大学、企業の研究者との産学官連携プロジェクトを実施し、オリジナル装置の開発を進め、製品化と普及を図るため起業する。
■事業紹介
超音波画像装置を「いつでも、どこでも、誰でも、手軽に」をテーマに、「小型・軽量・低価格」にし、身体組成(脂肪、筋肉)測定専用の健康指導用装置として開発、製品化。非医療機器であり、PC接続型とすることでデータ活用性を充実させた「ビジュアル健康指導」ツールとして、普及、製品販売、OEM製品化を展開中。
■一番苦労していることは?
指導者の立場から現場ニーズに基づいた開発に取組んでいるが、周囲はエンジニアも多く、技術の追求とタイムリーな製品の投入の間の調整を取ることに苦労している。しかし同じ価値観を持って開発することに喜びを感じながら、熱い思いを製品に込めて、新しい価値の創出に努めている。
■これからの夢または目標は?
この装置が高価な医療用機器としてではなく、トレーナーや保健婦、栄養士のような指導従事者が使える「誰でも、手軽に、小型・軽量・低価格」な超音波画像装置として普及し、多くの人々に貢献できること。
また、超音波画像は日本が生んだ技術。発展途上国に安価な医療機器として普及させたい。
連絡先:株式会社グローバルヘルス
SIC-1 318号室
Tel.042-770―9490
mail :
htanaka@globalhealth.co.jp
http://www.globalhealth.co.jp/
*健康日本21は、21世紀において日本に住む一人ひとりの健康を実現するための、新しい考え方による国民健康づくり運動です。
皆さんがよくご存知なのは、メタボ検診です。
(
http://www.kenkounippon21.gr.jp/)