かわらばん

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     入居企業紹介
かわらばん入居版102号 2012年10月

Kimono World Life株式会社
   「ふだん着物で国際コミュニケーション!」
【代表プロフィール】

Kimono World Life株式会社
代表取締役 齋藤優見(さいとう ゆみ)さん
川崎市生まれ 相模原市育ち、相模原市在住。
趣味は和太鼓と歩くこと。小学校5年生の時から和太鼓を始め、現在も所属している「相模 天満太鼓」は小学生から70歳代まで老若男女、多国籍なメンバーで構成されていて、齋藤さん自身は今では4種類の太鼓の演奏が出来るそうです。そして、歩くことが好きで、1駅2駅は普通に歩く。齋藤さんにとって色々な事を考える大切な時間がそこにはあるようです。自然の中を歩く事も大好きなOutdoor派。

【起業しようと思ったきっかけは?】

 南米コスタリカでの留学後、齋藤さんは2006年にスペインへ渡り着物が好きだった祖母のことを思いながら、日本から持参していた着物を着てバルセロナの町を歩いた。彼女の着物姿に人々の視線が集まった。知人達に着物を紹介し口コミで評判になり、着物を好きな人たちが集まって着方などを教えたりする「Kimono club Barcelona」を設立し現在も代表を務めている。
 2010年、日本に帰国した齋藤さんは国際交流と着物を繋ぐ事業を模索しながらDesk⑩へ入会、ビジネスプランを練った。そして、県内で行われた社会起業プラン・コンペティションで入賞しこれを機に本格的な起業の決意に至る。
齋藤さんの脳裏からはたくさんのアイデアが湧いてくるそうです。スペインへリサイクル着物の輸出・販売の事業を検討していた時、それを形に変える方法を助言したのはDesk⑩と同じフロアーで健康心理士をされていた現在同社の取締役副社長の園山玄史(そのやまひろふみ)さんでした。園山さんは貿易実務の経験もある“ふだん着物”の良き理解者でもあったのです。
 “ふだん着物”を世界へ発信し普及させ、世界でそして日本国内でふだん着としての着物を浸透させる為に、昨年2011年8月「Kimono World Life 株式会社」を設立。

【事業紹介】

 現在、尽力しているのは“ふだん着物”を国際コミュニケーションのツールとした「日本文化とコミュニケーション」のセミナー・ワークショップ事業です。
 海外留学、海外出張、海外赴任など海外の方との交流を経験した人は「日本文化をもっと事前に学んでおけばよかった。」と自責の念に駆られることが多い。外国で私達日本人は外国人であり、日本のアイデンティティーをもった『日本の代表』として彼らの目には映っています。当然、日本のことは何でも知っているものと思っています。 
 国際コミュニケーションの能力向上を図る上で大切なのは、言葉だけではなく、むしろ日本人としての素養を身に付けること事も肝要です。こうした意識を持ち日本文化の象徴でもある着物を通して国際の立場で活躍してほしいと願う同社は、教育機関を中心に講演やセミナーも行っています。
 その他に、着物の輸出販売、海外における現地人による着付け教室、着物を使ったイベント企画・運営を行っています。イベント企画では大手旅行社との「着物国際交流TOUR」などを手掛ける一方、成人の日には着付けお直しコーナー「着付けSOS」で成人の皆さんのいい日作りのお手伝い等、地域イベントでの活動も行っています。

【これからの夢は?】

 Kimono World Lifeの経営理念は、“「着物」が「世界」の「生活」でも気兼ねなく楽しめる世を創造します。”である。日本人がもっと着物に親しみを持ち日本人としての誇りを胸に抱いて、当たり前のように日本のことを語れるようになること、そして、着物が世界の生活の中に浸透していくことを目標としています。

 A・F・T色彩コーディネーター(文部科学省認定)である齋藤さんと、健康心理士(日本健康心理学会認定)である園山さんは、それぞれが得意とする分野を持ち寄り、人の強み(個人の能力)や満足感といったポジティブな側面に焦点を当てながら、協同して日本の着物文化を世界に知らしめようとしています。

*健康心理士:健康の維持・増進、疾病予防、健康的な生活習慣の形成をめざして、その実戦に必要な知識と技術を備えた人材を認定する日本健康心理学会の資格。

Kimono World Life株式会社
SIC-1 Desk⑩
お問い合わせはWebサイトから http://kimonoworldlife.com/