日本サポートシステム株式会社(代表取締役会長 井田充夫氏)は、生産工場のライン用治工具から生産システムや検査機器まで、広範囲な機器の設計から製作まで一貫工程の“ものづくり”で、お客様のニーズに応えている。
1960年代の東海大学工学部電気工学科時代、電気工学研究部に所属し、お化けのように大きなバッテリーを使って直流で動く電気自動車を作っていたという井田会長。合宿しながら、部員全員が目標に向かい一体となって電気自動車を作ったことが人生のよい糧となったと言う。卒業後、電話や無線機の大手企業を経て、検査治具の会社へ入社し、そこで初めて治具業界を知る。若い時から起業する事を何となく意識し、ボーナスには手を付けずに貯金していた。1990年、茨城県で友人と二人で
検査治具の会社を設立し、昨年1月、SIC-3に相模原事業所を新設した。
確かなメカトロ技術と電子技術(ハード・ソフト)をベースにし、特にフレキシブル基板や事務機器メーカーのファンクションテスター治具を得意分野としている。装置部門では、生産装置を始め、半導体装置・理化学機器等のノウハウを生かした自動生産システムを開発。検査機部門では、ベアボードの導通試験、実装後の実装確認試験・機能試験等の検査システムを開発している。また、部品1つから組立用治工具等に至るまで、多岐にわたる製品に対応している。
同社の強みは、顧客の悩みに応えることが出来る事。便利屋のように見えるかもしれないが、技術の裏打ちがあればこそである。また、中国の珠海(じゅはい)に工場があるが、移り行く大手グローバル企業のニーズに対応できるのは、やはり日本人の技術。創業から23年、メカトロ、電子、ソフトの組み合わせに応えられる自社製品、新しいビジネスモデルを考えている。そして、事業を通して、社員のそして自分自身の質を高めて行きたいと井田会長は話す。
日本サポートシステム株式会社
相模原事業所 SIC-3 317
TEL.042-786-1552 FAX.042-786-1553
URL:
http://www.jss1.jp/