【取締役 技術開発部 部長のプロフィール】
株式会社バンガードシステムズ
(本社:埼玉県所沢市東所沢)
ハイピーテック事業部 相模原R&Dセンター
取締役 技術開発部 部長 萩原 恭(はぎわら きょう)
長野県松本市出身 東京理科大学理学部卒業
相模原市元橋本在住 58歳
趣味は、ゴルフとスキー。スキーのホームゲレンデは白馬方面で、
毎年北海道へ行き家族でスキーを楽しまれています。
【センター入居のきっかけは?】
本社所在地が埼玉県所沢市です。現在SICに入居しているハイピーテック事業部R&Dセンターは以前大和市にありましたが、開発案件が増え手狭になったことや本社とのアクセスを向上させようと入居しました。SICに入居し、本社への交通アクセスも良くなりスペースも拡張できました。近々では、圏央道相模原ICが開通予定とのことですので、さらに環境が良くなる事と期待しています。
【事業紹介】
当社は、2つの事業部からなっています。1つめは、ICチップのテーピングマシンの販売とテーピングサービスを主体とするテーピングサービス事業部です。もう一つは、モーションコントロール製品を主体としたDCモータ、ブラシレスモータ、ステッピングモータ用ドライバ・コントローラ及び応用製品の開発を行うハイピーテック事業部です。
SICには、ハイピーテック事業部の相模原R&Dセンターが入居しています。特にステッピングモータ用のドライバについては、世界で一番ステッピングモータを生産している大手メーカーと共同開発しており、今後、当社に於いて、最も有望な事業に位置付けています。
主な用途としては、計測制御、各種試験機、分析器、医療機器、アミューズメント機器、半導体製造装置、工作機械等が想定されます。
昨年、ハイピーテック事業部の新事業として、微細ねじ(M0.6~M2.0)用電動ドライバーを開発し製品化に成功しました。従来の電動ドライバーはクラッチ方式と呼ばれる方式で、一定以上のトルクがかかるとクラッチが外れて止まるようになっています。しかし小さいねじの場合、締め付けトルクにばらつきが出て使えないのが実情で、現在は、ほとんどの生産工程において手作業で締めています。
今回、当社が開発した方式は、電子的にトルクを検出して止めるようにしている為、ばらつきが非常に少なくなっています。また、トルク締め付けのデータ管理(トレーサビリティ)も可能となっています。
最近話題のスマートフォンやタブレットPCなどのねじ締め用として、現在各社より相当数量の引き合いが来ています。特に台湾や中国のカスタマーがメインのユーザーとなります。
また、さらなる新規事業として、ステッピングモータ用の新しいドライバ(ST-Servo)があります。ステッピングモータ固有の脱調や振動を無くし滑らかに回すことができます。
【これからの夢または目標は?】
社内で良く言われている言葉に、「ごはんとおかず」があります。売上のベースとなる製品の「ごはん」を安定させて、それを元にお客様に合わせたOEM開発という「おかず」を増やして行きたいと思っています。
当社の社名は、「バンガードシステムズ」です。これは、『先駆者』という意味です。当社の創業の原点は、独創的な技術で商品やサービスを生み出し、それを世に問いたいと考えたことにあります。これからもモータ制御技術をさらに進化させ、「微妙な力の制御」「環境性能」「製品開発力」「感動と信頼性」をキーワードに幅広い分野で、そしてグローバルに社会貢献して参ります。
株式会社バンガードシステムズ 相模原R&Dセンター
SIC-2 407号室
Tel. 042-703-7821
http://www.hp-vanguard.com/