かわらばん

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     入居企業紹介
かわらばん入居版171号 2018年8月

株式会社ファストリンクテック
   「より顧客に近い位置で先端技術に向き合っていく!! 」
株式会社ファストリンクテック
代表取締役 宮本 祐次(みやもと ゆうじ)
岡山県高梁市出身 相模原市在住

 ファストリンクテック社は今年4月にSICに入居、5月に法人として設立されました。代表を務める宮本さんは小学生の頃、まだ珍しかったパソコンを自分用に買ってもらい、友達とはいろんなプログラミングに挑戦していました。地元の高校を卒業後、愛媛大学工学部電気電子工学科に進み、ハードディスクの信号処理技術を研究。一方で、サークル団体に所属して夢中になったのが“洞窟探検”で、鍾乳洞が多い中国・四国地方の地形特性もあって、当時は行政からの観光開発調査にも携わりました。興味がわく分野に足を踏み入れてしまうといつの間にか、人よりのめり込んでしまう性格とのことです。

【入居のきっかけ】
 高速データ通信が急速に普及していく中、よりお客様と近い距離でニーズを的確に捉えた仕事をしたいという想いから起業を決意し、前職からの同僚や仕事仲間であったメンバーと会社設立に向けて準備を進めてきました。設計や開発業務を行なうことから、いくつかのインキュベーション施設を候補として検討し、それまでは通勤に時間がかかっていたこともあり、近い場所で操業環境を整えたいと考え、SICに入居することになりました。

【事業紹介】
 ファストリンクテック社の主な事業内容は大容量HDDや光通信デバイスの検査装置 “ BERT(Bit Error Rate Tester)” と MAMR(マイクロ波アシスト磁気記録)方式の磁気ヘッド評価装置の開発・販売です。データセンタを中心とするHDDや光通信デバイスの生産量が世界的に増加していくことを見据え、量産検査用途のBERTを販売していきます。また、MAMR方式によって大容量化されるHDDは関連する大手企業により製品化が進められています。ファストリンクテック社の評価装置が各社の検査ラインでいち早く採用されることを目指しています。

 そのほか、通信デバイスやHDDに関するカスタム検査システムの開発・販売も行い、顧客ニーズに合わせた装置とソリューションを提供していきます。

【今後の目標】
 情報ネットワークは豊かな社会の形成には必要不可欠なもので、これからもさらに高度化していきます。その技術革新に貢献し続ける会社として多彩なエンジニアが揃い、ファストリンクテックが産声を上げました。それぞれの専門分野やこれまでの経験を活かし、市場や顧客が求める技術や機器で世界規模の普及を目指しています。 (SIC片山)

株式会社ファストリンクテック(FLTEK)
SIC-1 325号室
URL: https://fltek.jp/
写真左から:宮本 祐次 ( 代表取締役社長 ) さん、鈴木 隆夫 ( 副社長 ) さん、染谷 峰男さん、 菊地 真也さん、 三浦 裕 ( 監査役)さん