【代表プロフィール】
国際アニマルコミュニケーションスクール
(IIAC:The International Institute of Animal Communication)
代表 渡辺 幸子(わたなべ さちこ)
相模原市出身・在住
【創業の経緯は?】
英語コミュニケーションの中で“相手に通じた瞬間”に喜びを感じ日本語教師となった経験や、アメリカの大自然の中で一人キャンプし“自然や動物たちとのつながり”を感じた経験が原体験となって、人と動物とをつなぐ「アニマルコミュニケーション」の世界に出会った渡辺さん。2015年から、会社勤めの傍らアニマルコミュニケーターを養成する「国際アニマルコミュニケーションスクール(以下、IIAC)」の運営に関わり、今春から本格的に講座の企画にも携わることになり独立。SICには本年6月より、Desk10に入会されています。
現在はスクール2期生へのフォローアップに取り組みながら、第3期の企画・募集を見据えて、そのための組織づくりや事業基盤の構築を図るべく、日々起業家としての歩みを進めています。
【事業紹介】
アニマルコミュニケーションとは、広義では「動物の仕草や鳴き声、目つきなどからその気持ちを察し、言葉がけやジェスチャーを通じて動物たちと互いに思いを伝えあっていくこと」ですが、渡辺さんはそれに加えて、五感に頼らない方法で意思疎通を図り、人と動物との絆をさらに深めていくことを目指した活動を続けています。
IIACでは、アニマルコミュニケーターの資格・認定制度を創設し、養成スクールを開催・運営していくことに焦点を当てています。その背景には、アニマルコミュニケーション自体の認知度がまだ低く、コミュニケーターの一定水準やガイドラインが確立されていないために、誰でも簡単にプロを自称できてしまうという現状があります。そこで渡辺さんは、スキルと倫理観、そして信頼性を兼ね備えたコミュニケーター養成を通じて、この状況を変えていきたいと考えています。
具体的には、初心者向けに2日間で受講できる基礎講座や、1年半程度かけて本格的に学んでいくプロ養成コースなど、段階に応じた複数のコースを設けています。特に、プロ養成コースでは、渡辺さん自身が専任講師を務めながら、特別講師としてプロコミュニケーターのパイオニア的存在であるアメリカのキャロル・ガーニー氏を講師に迎えています。課題の提出や最終審査などもあり、受講生にとっては決して楽に取得できる資格ではありませんが、だからこそ信頼できる人材を輩出していく仕組みとして多くの関心を集めています。
【これからの夢または目標は?】
アニマルコミュニケーションの普及は、ペットショップやブリーダーをはじめとするペット業界を変えていくだけのインパクトを持っていますが、何よりも飼い主である人の価値観や人生も変えていけるほどの可能性を秘めています。
渡辺さんは、アニマルコミュニケーションを広め、人と動物の絆を深める“アニマルコミュニケーター”を育てていくことで、人も人以外の生き物にとっても、より生きやすい環境づくりに貢献していきたいと考えています。そんな社会を目指して、動物やその飼い主、そしてコミュニケーターを目指す方々と向き合い続けています。
【取材を通じて】
以前はよく登山に行っていたという渡辺さん。最近はあまり行くことができないそうですが、動物だけでなく、自然とのふれあいも昔から好きだったようです。取材を通じて、人や動物の“心”を繊細に感じ取り、互いを尊重し合える関係づくりができる渡辺さんだからこそ、「アニマルコミュニケーション」を広めていくことができるように感じられました。(SIC 樽川)
国際アニマルコミュニケーションスクール
(IIAC:The International Institute of Animal Communication)
Desk10
URL :
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E-mail :
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