皮膚医療の研究や技術コンサルティング業務などを行う株式会社CIEL「さがみはらリサーチセンター」責任者の水谷多恵子博士(右から2人目)にお話を伺いました。
同社は、” 研究所を持つコンサルティング ”をコンセプトに2013年に法人設立されました。事業内容は『皮膚』をターゲットとする研究で、外用剤やその原料開発の研究コンサルティング、または若手研究員の研究指導、受託研究を行っています。化粧品などの商品コンセプト開発など、ソフト面のコンサルティングも行い、主なクライアント先は大手・中小の医薬品・化粧品のメーカーおよび原料メーカーです。
水谷さんは、設立当初、東京工科大学の光老化研究室で研究生として研究業務を行っていました。事業領域が広がり、機器や設備が増えてきたこともあって、夢の第一歩として、自社研究室を持つことを決断し、東京工科大学の近くのラボとしてSICを選び、管理部門のある本社が東京都内のオフィスにあることから、SICラボは“さがみはらリサーチセンター”として開所しました。
化粧品ビジネスはハードウエアとして科学的なデータが求められる一方、ユーザーの情緒に効果的に働きかけるマーケティング思考も重要です。先端の皮膚科学に向き合いながら人と人とを結んでいく仕事を通して、さらに多くの人の化粧品にかかわる技術の育成に貢献していきたいと、水谷さんは、しなやかに力強くお話しくださいました。
株式会社CIEL さがみはらリサーチセンター
SIC1-204号室
URL:
https://ciel-tokyo.com/