X線関連の部品、製品の輸入・販売を行うエックスレイ・システムズ株式会社の中隈 康之社長にお話を伺いました。
中隈社長は、半導体製造装置の開発設計や検査装置のカスタマーサービス、営業や新規事業開発まで、幅広い経験をお持ちです。半導体製造装置メーカーで半導体製造装置の開発に携わり、エレクトロニクス分野の専門商社ではX線検査で使用するX線源や検出器の販売に携わってきました。
非破壊検査に用いられるX線検査装置の主要機構は、X線の線源や検出器などから構成されています。これらは、国内外で製造されていますが、同社は検出器等のベンダーである中国の企業の総代理店となっているほか、海外ベンダーの正規代理店でもあります。デモ機を自社内に保有し、必要に応じ評価貸し出しを行っています。
X線検査装置で身近なものと言えば、手荷物検査や食品の異物検査などで数多く導入されています。加えまして、工場やプラント内の配管の劣化等を早期に発見するための定期的な溶接検査などにも利用されていましたが、それは、フィルムへの撮影で検査する方式でした。近年ではこの溶接検査にデジタル化が進むことでフ
ラットパネルディテクタ(FPD)※の需要が広がり、同社はFPDのOEM供給も行っています。FPDは、半導体・電子基板・アルミダイカスト製品の工業製品検査などで、ものづくりの現場を支える検査手法としても普及しています。
エックスレイ・システムズ社は、これまでの経験とノウハウを活かし、前職で関わっていた電子基板の検査機器も取り扱い、多角的な視野を持ってお客様の課題解決に貢献していきます。
エックスレイ・システムズ株式会社
SIC-1 327 号室
URL:
https://x-ray-systems.com/