【プロフィール】
株式会社ミューテック
代表取締役 野島 洋一(のじま よういち)
東京都立川市出身 東京都八王子市在住
ミューテック社は平成14年に設立し、東京都渋谷区で事業を行っていましたが、この2月に技術部門をSIC-2 Creation Lab.に移しました。
代表の野島さんは好奇心旺盛で、中学生の頃は、月面着陸に成功したアポロ宇宙船に夢中になり、大学では物理学を学びながら探検部に所属し、稚内から鹿児島まで2カ月かけて一人で踏破したことがあります。最近ではヒップホップなどのストリート系ダンスのスクールにも通っていて、近々発表会を控えているという行動派です。
【創業のきっかけ】
大学を卒業後、情報システム関連企業に入社し、応力・熱・電磁場の解析ソフト開発に従事していましたが、会社の都合で電磁場解析関連の事業が継続できない状況になりました。当時からニッチな領域で、その有用性を強く感じていた野島さんは電磁場解析の仕事を続けるため、40代の頃に起業を決意し、現在に至ります。また、起業前に仕事で足を運んでいたカリフォルニアで受けたカルチャーショックは、今のミューテック社のフラットな人間関係にも繋がっているとのこと。
【事業紹介】
ミューテック社は電磁場解析を中心とした“科学技術計算サービス”を提供しています。製品開発などの現場で、実物を作る前に設計の妥当性、性能試験、最適形状や最適条件を検討するプロセスでシミュレーションが行われ、コンピュータ技術の発達とともにあらゆる分野でCAE(Computer Aided Engineering)の用途が増えています。専門的な知識が必要となるため、ミューテック社はソフトウェア開発・販売・サポート、受託による各種解析・開発やコンサルティングによって開発現場の課題を解決し、また、電磁場解析にとどまらず、熱・構造解析などまで領域を広げています。
多くの解析ツールを開発し、中でも力を入れているのがEV関連で活用される鉄損解析ツール『μ-E&S』です。『μ-E&S』は大分大学榎園教授が開発した「ベクトル磁気特性理論」によるもので、話題の”モータ飛行機“にも応用されています。
また、低価格の熱・構造・電磁界解析ソフト『μ-Excel』は本格的なシミュレーションが可能で、サブスクリプション方式での販売も行っています。
【今後の取り組み】
ニッチな領域だからこそ、誰もやったことがない“面白いこと”に挑戦ができると考えています。“リニアのまち”に拠点を置くことに縁を感じ、新しい環境にワクワクしながらも、持続可能で豊かな社会を実現させるため、ミューテックがこれまで以上に貢献していくことで、ミューテック自身も成長していきます。(SIC 片山)
株式会社ミューテック
SIC-2 Creation Lab. 504号室
URL
https://www.mutec.org/
E-mail:
info@mutec.org