【責任者プロフィール】
株式会社トランセンド
取締役最高技術責任者(CTO)大野 慶(おおの けい)
横浜市鶴見に生まれる。同じくエンジニアであった母より「エンジニアの英才教育」を受け、小学生時代から、ハンダ付けなど電子工作を教わり、プラモデル・ラジコンなどものづくりに没頭する。中高はサッカー部、高校では部長も務めた。大学で音楽を始め、現在もアマチュアバンド「Road Back Home」でベーシストとして活躍。ゴルフも相当な腕前。趣味に没頭できる人間は発想も豊かで集中力があり、クリエイティブでユニークな仕事ができる。人材採用では、「オタク」を評価。
【創業のきっかけ】
相模原市内のロボットシステムインテグレータ(SIer)の2社、JET株式会社(遠藤法男社長、トランセンド社長)と永進テクノ株式会社(鈴木道雄社長、トランセンド取締役)が、2016年に共同で会社を設立した。
JETは、精密金属加工からスタートし、設計・組立・自動機・産業用ロボットを組み込んだSIer事業に取り組んでいる。食品や光学系、半導体関連の企業向けの自動化を得意とする。
永進テクノは、大手重工メーカー向けコジェネレーションシステムなどの総合設備エンジニアリング、浮上油回収装置「エコイット」の開発販売、大型溶接ロボットシステムなどを得意とするSIer事業を行っている。
トランセンドは、こうしたJETの開発力、永進テクノの施工力・ネットワーク力・メンテナンス力などを組み合わせ事業展開している。
【事業紹介】
ロボットシステムのインテグレート事業。
自動車業界などでは既に多くのロボットが使われており必要不可欠な存在である。一方、ロボットを活用して自動化を進めたいが、何をどうすればいいのか、困っている業界・会社が結構ある。ロボットの普及が期待される三品業界(食品、化粧品、医薬品)の中で特に食品工場などからニーズをいただいている。
お客様とともに、課題解決の自動化に向けたコンサルティングから設計・部品調達・組立・プログラム導入・稼働・メンテナンスまでを一気通貫で担っている。
トランセンドは、システムの全体像を決める重要な役割である構想設計・プログラム開発などシステム統合を担う。その他の工程は、JETや永進テクノに引き継ぐことが多い。システム統合部分では、メカの動きを予測しながらプログラムが書けることも、トランセンドの強みである。
3社の間に壁は無く各社のスタッフが力を合わせて働き、One Teamとして、スピード感・機動力がある動きとなっている。
トランセンドは、取締役3名(遠藤氏・鈴木氏・大野氏)、技術顧問1名、エンジニア4名だが、3社のTeamでは、約30名程度になる。
【今後の目標】
ロボットシステムは、ロボットだけでなく画像処理やハンドなどの周辺技術の活用と統合が重要。活用できるAIや画像処理などの先端情報を探索しトライしたい。
トランセンドは、スタッフ・ステークホルダーなどの人々が輝く場所でありたい。単体で20―30名位の規模にし、関係企業とともに切磋琢磨の上、相模原にトランセンドあり、という存在になりたい、と抱負を語る。
3社のOne Teamで、ロボットの聖地を目指す相模原のロボット産業を牽引していただきたい。(SIC安藤)
株式会社トランセンド
SIC-2 R&D Lab. 2315号室
URL
https://www.transcend.expert/