情報システムの設計・開発・コンサルティング業務を行う株式会社CYNKの永見暢之社長にお話を伺いました。
長年にわたりIT関連企業でシステム開発に携わってきた永見社長。技術職だけでなく、営業職での経験も積んだのち、2015年7月に同僚の工藤康志取締役と株式会社CYNKを立ち上げました。SICには、「SIC経営塾」を受講した縁もあり、2020年3月より入居しています。
IT化が叫ばれる中、多くの中小企業にとって、多額の開発費用を投じてITシステムを構築・導入することは容易ではありません。しかしながら、ツールレベルのちょっとしたIT化でも、実は日々の業務を大きく効率化させることができます。CYNK社では、「単純作業を何時間もかけてやっている」「毎月同じ作業を繰り返している」といった悩みを抱える中小企業に対して、「十数時間かかっていた作業が、ボタン一発でできるようになった」といった事例に代表されるように、中小企業でも取り組めるIT化をサポートしています。
同社の基本事業は、SES(システム・エンジニアリング・サービス)です。これは、客先でのシステム開発やインフラ環境構築・運用を行うために、“技術”そのものを提供することとも言えます。実際の案件は、顧客管理・請求・経理システムなどの案件が多く、迅速かつ機動的に対応できることが同社の強みです。また、幅広い業種での実績も豊富で、通信業界だけでなく、製造業や縫製業、スポーツクラブなどでの開発にも携わってきました。例えば、製造業のテレワーク対応に関する相談を受け対応するなど、これからI T化を進めていこうとする企業にも積極的にシステム提案を行い、生産性の向上に貢献しています。最近では、自動化やロボットの活用が必要となる相談も増えており、ロボット関係の相模原市内企業とも連携しながら、新しい市場に踏み込んでいます。
ITシステム業界では、自社の利益に傾注するあまり、現場が最も困っている課題への対応を避けてしまうケースがあります。そこで、同社では、常に顧客が主体となって構築・運用していくI Tシステムの提供を心掛けています。また、活用可能なアプリケーションが増える中、様々な可能性を見いだしながら、顧客への丁寧な提案を積み重ねていくことも重視しています。企業にとって、ITシステムの導入は、あくまで手段であり目的ではありません。導入によってどのような効果が期待できるのか、その投資効果を明確にしたうえで提案していくことが重要であると考えています。
顧客の利益を最優先にし、“便利さ”を一つひとつ生み出していくことを喜びと考えているCYNK社。これからも、当たり前を積み重ねていく“凡事継続”を掲げながら、IT化による企業の業務改革を後押ししていきます。
株式会社CYNK
SIC-1 Startup Lab.1305 号室
URL:
https://www.cynk.co.jp/