【Desk10会員プロフィール】
DiNOV株式会社
代表取締役 博士(工学) 出島 秀一(でじま しゅういち)
出島さんは石川県金沢市出身、現在は稲城市在住です。東京都内でも自然環境が身近にあることもあって、趣味でトレイルランニングを楽しんでいます。ヨーロッパアルプスの最高峰モンブランを取り巻くフランス、スイス、イタリアにまたがる山岳地帯を走る本格的な大会にこれまで2回出場、今年は念願の走破をチームで目指し、専らトレーニング中です。幼少のときはプラモデルやラジコンを作って、さらに自分でも手を加えて楽しんでいたという出島さん曰く、「物事には慎重な、でもじっとしていられない“活動派”」とのことです。
【創業の経緯】
大学、大学院では機械電子工学を専攻しました。民間の研究部門や大学、海外の研究機関でロボットや物理、光学系、産業用機材に関する研究開発、さらには営業やマーケティングと、多岐にわたる職種を経験しました。ものづくりに関わる仕事に携わると、専攻した分野の影響もあってか、ソフトウェアの領域に入り込む機会が増え、主要なプログラミング言語も身に付きました。ベンチャー企業に勤務した経験もあって、よりものづくりに近い位置で自分の知識や経験をビジネスとして活かしたいという思いから、2021年9月にDiNOV株式会社を設立し、Desk10に入会しました。
【事業内容】
DiNOV社は中小製造業のモノづくり現場の課題を解決することを目指しています。加工や測定を繰り返しながら行う作業現場の非効率は未だ多く、人工知能などのデジタル技術を活用し、研究開発や現場のルーティン作業も加速度的に効率化し、モノづくりを取り巻く様々な場面でDiNOV社がデジタル化とデータサイエンスで貢献し、より力強い未来を創造する一翼を担っていきます。
また出島さんはご自身の趣味である子供向けのオリエンテーリングでも、デジタル技術を活用したシステムを開発しています。オリエンテーリングとは野山の中で、地図上に表示されたチェック地点をたどり、ゴールまでのタイムを競う競技スポーツです。開発したのはチェック地点の到達確認を人工知能で処理するシステムで、目の前で自分自身が作ったシステムが課題を解決している場面に、改めて喜びを感じています。
【今後の目標】
今、システムソフトウェアのプログラミング開発は市場全体でも増えていて、これまでの経験を活かせる仕事ができる事に充実感を感じています。ビジネス自体が多様化していることから、自社システムのパッケージ販売の他、クラウド型アプリの開発も見据えています。顧客が欲しい機能を提供し、長く利用してもらえるようなモデル構築も検討中です。今後は、レーザー加工や3Dプリンティングなど最新のデジタル加工技術の活用にさらに注力して、 また、他組織とも積極的に連携して未来のモノづくりに貢献していきたいと考えています。
DiNOV株式会社
Desk10会員
URL
https://www.dinov.jp/
※ホームページ内にお問い合わせフォームがあります。