【入居者プロフィール】
株式会社ラクロー
代表取締役 岩崎 奈緒己(いわさき なおき)
岩崎さんは大阪府出身で、地元の高校では交換留学生としてアメリカのニューヨーク州で1年間を過ごしました。日本では“我慢は美徳”であるのに対して、ちょっとしたことでも自分の思いや考えを示さないと相手は不信感を抱いてしまうことがあり、どちらが正しいということがない“異文化”を、身をもって体験したとのこと。相模原に来て10年になり、最近は近所のランニングコースを走って、健康管理にも気を付けています。
【創業の経緯】
都内の大学に進学し、さらに経済学を学ぶために大学院に進みました。研究分野は理論経済学で、理論モデルの構築やプログラミングを使った統計分析などに取り組まれたとのこと。研究の道と実社会での仕事を選択すべき時が来て、自身がやりたいことの本質は何かを考えて、企業に就職することを選びました。大企業やベンチャー企業でIT関連のプロジェクトに携わり、漠然とした課題や希望から本当に実現したいことを見つけ出す重要さを痛感。その後、転職先の株式会社ソニックガーデンでは新規事業の立ち上げに従事し、就職から4年後に同社の取締役にとなって手掛けた事業を子会社化し、岩崎さんはその子会社(株式会社ラクロー)の代表取締役にも就任しました。事業が順調に進む中、ソニックガーデン社が保有していた株式を全て岩崎さんが引き受け、2021年7月にラクロー社は完全に独立、2022年7月にSICに入居しました。
【事業内容】
ラクロー社は社名と同じ「 “ラクロー”( クラウド型勤怠管理サービス)」の企画・開発・運営・販売を行っています。ラクローの特長は打刻レスにすることで、法令違反リスクを低減できる点です。具体的には、PCログやメールの送信などの客観的記録をベースに労働時間を自動で算出します。労務管理は、会社とその最も重要な経営資源である人材との関係性を大きく左右し、企業側には年々、厳格化が求められています。ラクローの開発にあたっては、弁護士や社会保険労務士といった専門家からの意見を取り入れ、「法令遵守」と「効率的な労働時間の把握」との両立の実現を目指しました。打刻レスの手法については、厚生労働省からは2019年4月施行の改正労働法への適法性を確認されています(厚生労働省発基0327第13号)。特にIPOを目指すIT企業などから「安心で効率的」との評価を受け、既に多くの企業に採用されています。
【これからの目標】
スタッフそれぞれの能力や置かれた状況の中で、最大限の成果を出せる会社にしたいと考えています。社内で何か課題が見つかったら、それぞれの状況や考え方を語り合って、会社という“チーム”にとっての最適なルールに落とし込んでいます。
ラクローはサービスのコンセプトや機能・価格をご理解頂く企業に利用していただき、さらなるニーズに対応しながらより良いサービスを実現していきます。販売するサービス、そして会社自身も常にアップデートし続けることで会社としての成長を果たしていきます。
株式会社ラクロー
SIC-1 Startup Lab. 1312号室
URL
https://www.raku-ro.com/
※ホームページ内にお問い合わせフォームがあります。