【入居者プロフィール】
レーザ技術サービス株式会社
代表取締役 田口 孝美(たぐち たかみ)
田口さんは千葉県市川市出身です。大学では理工学部精密機械学科に進み、レーザ研究室で先端技術を学びました。相模原に住み始めて30年ほどになり、住み心地の良い相模原を奥様も気に入って頂いているとのこと。友人や知人、仕事関係の人とお酒を交わすことが好きで、時間を忘れて朝方まで飲むこともあります。料理に合わせてお酒を選び、海外に出張の際はワインを、和食には日本酒と組み合わせにこだわります。好きな銘柄は“八海山”。また、40歳を超えた頃からマラソンにチャレンジしました。最近は多忙のため参加がかないませんが、富士山マラソン、東京マラソン、海外ではプーケットマラソンと、活動範囲も広く、時には体の限界を越してしまうようなこともあったとか。やり出したらとことん追求していく“熱中派”な田口さんです。
【創業に至る経緯】
とにかく新しいもの・ことに敏感で、大学生の頃には当時まだ普及していなかったコンピュータを購入、自身でプログラミングもしていました。「パソコンの時代が来る」と確信して、Windows95によりパソコンが急激に普及するより前に、当時まだ小学校低学年のご子息を含めて家族に1人1台、それぞれにパソコンを持たせていました。レーザ関連の分野に進んだのも、レーザの技術開発が進み、必ず普及が進むと考えていたからです。勤務したのは全て外資系企業で、特にレーザ技術で世界的に先行するアメリカやドイツに本体がある日本法人でした。大学卒業後はレーザ発振器の開発に、その後はマネージャーとして技術、販売、アフターサービスまで一通りの業務に従事しました。
定年を迎える時期になっても田口さんは“挑戦”の精神は冷めることなく、自身の経験を活かし、これからさらに普及が進むレーザ業界での事業を行うため、2020年に「レーザ技術サービス株式会社」を設立しSICに入居しました。
【レーザ技術サービス社の事業内容】
現在、レーザ技術サービス社はイタリア資本の中国企業であるPentaLaserの日本総代理店として、工業用レーザ加工機の販売を行っています。従来、レーザ加工機は大型で高価格でしたが、PentaLaser社は小型で低価格の装置を製造・販売しています。中でもレーザ技術サービス社が主力としているのはハンディファイバーレーザ溶接機“HW1000”です。可動式でコンパクトながらも加工点出力が800Wから2kWとハイパワーで、板金加工を行う特に中小製造業からの評価は高く、売れ行きは好調です。一方、レーザ加工機は危険も伴う機器でもあり、レーザ技術サービス社はユーザーの「安全第一」をモットーに、手厚いサポートで導入を支援しています。田口さんがこれまでにレーザ業界で培った経験と知見があるからこそ、きめ細やかなサービスを提供し、ものづくりの現場を支えることができます。
レーザ技術サービス社の挑戦は続きます。近々、最大60kWで300㎜厚のステンレス板金も切断加工なハイパワー加工機を販売開始予定、また、加工機とロボットを組み合わせた自動化にも対応していきます。工業用レーザの黎明期から、レーザ一筋で歩んできた田口さんの果敢な挑戦はさらに加速度を増し、続いていきます。
レーザ技術サービス株式会社
SIC-1 Startup Lab.1201号室
URL
https://laserts.com/
※ホームページ内にお問い合わせフォームがあります。