かわらばん

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     入居企業紹介
かわらばん入居版245号 2024年10月

株式会社カイゼン・マイスター
   改善活動を通じた人づくりに貢献する!!
【入居企業プロフィール】
株式会社カイゼン・マイスター
代表取締役社長 小森 治(こもり おさむ)

 トヨタ生産方式による生産性の向上、事業活動における人材育成に関するコンサルティングを行っている株式会社カイゼン・マイスター。特にものづくりの現場における課題解決では、5Sや社内の改善提案、継続的な改善活動の定着など、企業の現状や目標に沿った支援を行います。旧セントラル自動車株式会社(現トヨタ自動車東日本株式会社)のOBを中心に、現在は13人のコーディネーターが様々な支援活動にあたり2023年に沖縄県と奈良県での支援を実施したことで47都道府県での支援を達成しました。個性あふれるメンバーを束ねる小森さんは84歳を迎える今でも現場第一主義で支援先などを精力的に飛び回っています。

【製造業にとどまらない改善活動】
 製造、生産技術、品質保証などに精通したコーディネーター5名で2007年に設立したカイゼン・マイスター社は、当初、製造業からの支援依頼がほとんどでした。やがて金融機関や行政などの事務部門やサービス業からもカイゼン支援の要請に対応することとなり、カイゼン・マイスター社としてもコンサルティングのノウハウを積み重ねてきました。ここ数年では農業事業者への支援案件が約6割となっていて、後継者不足に悩む現場でトヨタ生産方式の考え方が農業にも応用できることが多いことに改めて気づき、改善活動の基本から丁寧にサポートしているとのこと。自治体が地域の中小企業への支援施策を推進するため、カイゼン・マイスター社が連携要請を受けることも多く、これまでの活動実績がさらなる信頼と期待につながっています。

【改善プロ集団として】
 カイゼン・マイスター社は日本のものづくりに関する著書※に、「改善プロ集団」として中小企業の良き相談相手となって同じ目線で一緒に考えていく姿勢や、経営体質の強化につながる“徹底したムダの排除”、自分で考える“人づくり”などが紹介されています。また、トヨタ生産方式のベースとなる思想や精神を根幹としながらも、カイゼン活動の側面に立つコンサルティングで、あくまで主役は会社であり従業員であることにも触れられています。

 カイゼン・マイスター社の経営方針に「お返しの人生」というフレーズが含まれています。トヨタの現場で培われた改善魂を、人生の第二ス昔の話。カイゼン・マイスターの決定的な特長は「まずは良いところを褒める」点にあります。一方「欲を言えば改善すべきところ」と、大切にしている現場のプライドはそのままに、支援先のモチベーションをしっかりと引き出します。持続的な改善マインドを醸成させることがコンサルティングの要で、これは全てのメンバーの共通認識となって個々の現場・従業員の成長を改善で支えながら後押ししていきます。メンバーの平均年齢74歳、皆さんの活動的なお返しの人生はさらに躍動していきます。

※藤本隆宏・柴田孝(編)(2013).ものづくり成長戦略-「産・金・学・官」の地域連携が日本を変えるー 光文社新書

株式会社カイゼン・マイスター
SIC-1 Startup Lab.1306号室
URL:https://kaizen-meister.co.jp/
小森さん
前列右から3人目は石坂芳男顧問(元トヨタ自動車株式会社副社長)