ソフトバンクモバイル株式会社様、ソフトバンクテレコム株式会社様(ともに東京都港区、社長:孫 正義)と青山学院大学は、「iPhone™3G」(アップル社様)を通じて、モバイル・ネット社会やユビキタス・コンピューティングについて、共同で研究・教育を行っていく基本協定を2009年5月14日に締結いたしました。この協定に基づき、社会情報学部では、iPhone™3Gを全ての学生に配布して活用していくことになりました。
社会情報学部は、文理の枠を超えた知識と基礎力を身につけ、社会や組織の問題を発見・解決できる人材育成を目指し2008年に創設され、「数理的素養」「コミュニケーション能力」「論理的思考」「情報の高度な活用」の4つの力をバランス良く身につけるカリュキュラムとなっています。この一環として、学業とともに日常生活の中でも常に最新機能を持つモバイル端末を活用し、モバイル・ネット社会やユビキタス・コンピューティングを体感できる環境を提供することにしました。社会情報学部は開設2年目のため530台程度の導入ですが、完成年次には関わる教職員を合わせて1000台規模の導入となります。iPhone™3G の活用として、次のように考えています。
(1)iPhone™3G を大学標準のメールシステム等と連携し、授業資料や教材の配布、出席管理、ミニテスト、授業収録放送を行い、学習に活用します。
(2)低学年の学生には「App Store」にある世界的に優位なアプリケーションを探し出し、体感し、新たなライフスタイルを提案して貰います。また、学習理解に有益なサイトやアプリケーションや、情報を交換する場を提供していきます。
(3)高学年には、世界マーケットで流通するレベルの、モバイル・ネット・サイトやアプリケーションシステムを研究開発していきます。また、地域社会のモバイル・ネット情報化にも取り組んでいきます。
5月に配布して、約半年が経過しました。学生から大きな反響もありましたが、発表当初からWeb系の報道には大きく取り上げられ、5月15日には毎日新聞,産經新聞,日本経済新聞,日刊工業新聞に掲載され、MacFan(6月号), MacPeople(7月号)などの雑誌にも紹介されました。また、ロイター通信に取り上げられ全米のテレビニュースや、ブラジルのテレビ放送のFantastico Globoでも放送されました。その後も,毎日新聞夕刊(7/17),朝日新聞(9/14) 等でも掲載されています。こうしたメディアへの露出が大きかったことから、様々な企業からの教材提供、授業協力、共同実験や研究の様々な申し出が来ている状況です。
かわらばん12月号(第2回)に続きます。
【お問い合わせ先】
共同研究について:
青山学院大学 研究支援ユニット課長 杉野 郡二 ☎042-759-6056
社会情報学部・研究科について:
青山学院大学 学生支援ユニット 学務グループ
社会情報学部・研究科担当 ☎042-759-6072
http://www.aoyama.ac.jp/college/ssi/index.html