かわらばん入居版74号 2010年7月
中嶋社長のつぶやき
 「経営理念があってこそ」
今年も、「SIC経営塾」がはじまりました。第9回目だそうです。私は、塾長として、初めて参加させていただいています。
講師である浜銀総合研究所の寺本先生のお話は、とても理解しやすく、「なるほど。その通り。そう考えるのか。・・・」というようなことで、あっという間に時間が過ぎて行ってしまいます。
講義のテーマといたしましては、自社の現状分析、存在意義、コアコンピタンス、戦略シナリオ・・・等、全10回のプログラムとなっています。多様な経営理論を学習し、ケーススタディを通じて、自社の経営を変革する力を要請するセミナーです。
私は新米社長ですので、得るものばかりです。
ところで、私がSICの経営を引き継がせていただいて、一か月半が経ちました。山本専務や社員の皆さんから、SICが実施している事業や業務の内容について、一つひとつ説明を受けています。とても社会的な意味をもった事業に、たくさん関わっているように感じています。
SICの経営理念は、「総合的なインキュベーション活動を通じて、地域経済の発展に貢献するために、起業家、入居企業、そして地域企業が成長していくための支援体制をより充実させ、地域から頼られる会社を目指します。」です。まさに、「経営理念」実現のための事業を実行しています。
経営の神様と呼ばれている 松下幸之助さんは、
「決断力があるか。先見性があるか。実行力があるか。徳はあるか。どれもがある程度は必要である。しかしいちばん大切なのは、確固たる経営理念を持っているかどうかということ、こ
れに尽きる。」「経営者はほかから問われると問われざるとに関わらず、この会社は何のために存在しているのか、そしてこの会社をどういう方向に進め、どのような姿にしていくのか
という企業の基本のあり方について、自らに問い、自らにこたえるものを持たなくてはならない。」
(「社長になる人に知っておいてほしいこと」
2009.9. 松下幸之助[述] PHP総合研究所[編])
私は、SICの「経営理念」が、とても好きです。気に入っています。恐らく、SIC社員の全てが、この「経営理念」に惚れて、入社してきているのではないかと思います。
「創業の精神」を基盤に、「存在意義」を問い直しながら、マネージメントすること。このことが、今後、SICの経営をしていくなかで、大切にしなければならないものであると認識して
います。
「経営理念」は、大切ですね・・・
「経営理念があってこそ」です。
【追加報告】
7月9日~10日に、「東北IM連携協議会in石巻」へ参加してきました。宮城県の石巻市です。東北地域のIM(インキュベーション・マネージャー)が、年に一回集まり情報交換・意見
交換を行う「場」だそうです。
ここでのワークショップで、我がSICの山本専務が、「さがみはら産業創造センター」の活動事例を、発表をするとのことでしたので、ついて行きました。
ここで感じたことですが、東北地域と比較して、「相模原市の事業を興す環境は、恵まれている。」と感じました。
石巻市での様子 撮影:中嶋