かわらばん

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     社長のコラム
かわらばん入居版128号 2015年1月

2015年(平成27年)年頭のご挨拶を申し上げます
   株式会社さがみはら産業創造センター
謹んで新春のおよろこびを申し上げます

 昨年は、「冬季五輪ソチ大会」「FIFAワールドカップブラジル大会」など大きなスポーツイベントがありました。テニスの全米オープン錦織圭選手の活躍は注目を集めました。経済では、4月消費増税をきっかけに景気の足取りは重い一方で、「日銀・追加緩和」「消費増税の延期」「円安」「原油安」などの影響から株価の動きは堅調だったように思います。

 さて、今年は皆様にとってどんな年となるのでしょうか。毎年のことですが、年末から年始にかけて、いろいろな経済誌で、新しく迎える年の予測、展望などの特集が組まれています。たとえば、以下のようなタイトルです。

「来年の世界経済の最大の焦点はどこにある? 原油安か、米国一強の危うさか、欧州の日本化か、中国の経済減速か、あるいはロシアでルーブル危機が再び起こる。実体経済と裏腹な世界的な株高に世界は不気味さを感じている。イスラム国、エボラ熱に次ぐ新たな感染症。世界はリスクにあふれている。でもチャンスもある?」(週刊エコノミスト)

「バブルがやってくる!」「消費税に始まり、消費税に終わった1年。たが、第2弾の増税が先送りになったことで、日本経済は全く違う様相を呈してきた。」(週刊ダイヤモンド)

「日本株・管制相場が続く。日経平均は2万円超も」「世界の成長率、米国需要増が頼みの綱。日欧緩和で金融波乱も」
(週刊東洋経済)

 今年の特徴として、エコノミストは「リスク」、ダイヤモンドは「バブル」、東洋経済は「2021年五輪後」、それぞれの視点で分析をしています。

 全体を要約すると「短期的にはバブルの臭いがするが、多数のリスクも見えている。5年先を見ていくと楽観的にはなれない。足元をしっかり固めて、企業競争力をつけることが求められている。」そのようなメッセージなのでしょうか?

 昨年、私たち、さがみはら産業創造センターでは、入居企業の皆様との関係性をさらに深めることを目的に、各種交流会、ホームページのリニューアル、SICミニセミナーの月例開催などを実施いたしました。さらに、補助サポートとして、ランチ移動販売の充実、タイムズ・カーシェアリング、急場のお助け売店、宅配便受け取り専用ロッカーなどの取り組みも実施いたしました。

 本年は、2000年SIC-1のオープンから15年です。これを記念して、SICに入居されている皆様及び相模原の地域企業が、競争力のある「先進的企業」と成って頂く、成長して頂ける様な新たな支援及びサービスの検討を進めております。ご期待ください。

 このように、私たちは企業理念である「総合的なインキュベーション活動を通じて、地域経済の発展に貢献します。」の実現を目指し、多様な事業に取り組んでまいります。どうか今後とも、皆様のご指導とご協力をお願い申し上げます。

新しい年が、皆様方にとって、幸多い年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
本年もよろしくお願いいたします。

株式会社さがみはら産業創造センター
 代表取締役 中嶋 隆