かわらばん

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     社長のコラム
かわらばん入居版212号 2022年1月

謹賀新年
 新しい年を迎え、入居企業の皆様方におかれましては健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。また、旧年中はSICの施設運営管理に深いご理解ご協力を賜り心より御礼を申し上げます。

 昨年は新型コロナウイルスの変異株であるデルタ株が世界中で猛威を振るい、皆様の事業にも少なからず影響を与えたのではないでしょうか。そのような中、各企業の皆様に於かれましては、事業再構築策の実施など弛まぬ企業努力によって、この苦境を乗り越えてこられたことでしょう。一方、一年延期された東京五輪がコロナ禍で開催されました。異例の無観客開催となりましたが、日本は米国・中国に次いで3番目に多い27個の金メダルを獲得、メダル総数では58個と過去最高となりました。日本選手団の頑張りは感動を呼び、コロナ禍に漂う閉塞感を吹き飛ばしてくれました。

 さて、今年は寅年です。寅年の経済は荒れるというジンクスがあるようですが、今年はどんな年になるでしょうか。昨年末から増加傾向にあるオミクロン株の感染状況が世界経済に大きな影響を与えるのではないかと予断を許さない状況です。企業がどんな状況でも安定的に成長していくためには「組織力」をより強化していくことが重要です。そこで組織活力や生産性向上の判断材料として「組織活力測定診断」を活用している企業もあるようです。診断項目例としては①人事考課と賃金の整合性や福利厚生の満足度などの「風土厚生面」②職務への意欲と活気や管理者のマネジメント能力・採用などの「人間関係面」③組織への帰属意識などの「会社への評価」④目標達成度や社員の能力発揮度などの「職務遂行面」⑤企業理念・業務プロセスの理解及び目標・方針の明確さと浸透度、他部門との連携などの「組織構造面」があります。その診断結果を踏まえ、社長や社長の右腕となるマネジメント人材がリーダーシップを発揮し、働き甲斐と活力のある組織へと導いていく。「企業は人なり」と言われる通り、組織は人によって構成されます。働く人のモチベーションアップをベースとした組織力強化は、さらなる成長を目指す企業にとってとても重要なことだと言えるでしょう。

 お陰様でSICは今年24期を迎えます。新たな年を迎えるにあたり、組織力の強化を図りながら、経営サポート・人材支援などのソフト支援事業と施設管理などのハード支援事業のさらなる充実により、入居企業の皆様の成長発展に貢献できるようスタッフ一同力を合わせ取り組んでまいります。

 結びにあたり、新しい年が入居企業の皆様にとりまして、さらなる「組織力アップ」の年となりますことをご祈念申し上げまして新年のご挨拶とさせていただきます。

 ちなみに、プライベートでは中学時代のロック好き仲間とバンドを結成、相模原を皮切りに全国ツアーを目指してまいります!オープニング曲は「アイ・オブ・ザ・タイガー」(ロッキー4)!!
 
 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

   令和四年一月

               株式会社さがみはら産業創造センター
                 代表取締役 橋元 雅敏