かわらばん地域版4号 2009年8月
SIC燃料電池研究会
 安全で安心な低炭素社会システムの構築を目指して
SICは、低炭素社会構築に向けた次世代リーディング産業の創出支援の仕組み『SIC燃料電池研究会』を2005年に設立し、燃料電池システムやその周辺機器、部品の低コスト化や耐久性の向上、低電力化、ダウンサイズ化を目的とした産学官の共同開発支援を推進しています。
研究会の目的
・ 燃料電池関連分野に係わる産業基盤の構築に向けた先導的プロジェクトの推進
・ 燃料電池関連分野における中小企業のビジネスチャンスの発掘、事業の拡大、雇用促進、関連企業の誘致などによる産業活性化促進のための技術基盤構築
・ 産官学の共同開発および企業間提携の推進による燃料電池関連技術の高度化と早期実現
活動概要
(1)産学官連携体による技術開発コンソーシアムの形成
企業・大学・公的研究機関を含む産官学連携や企業間連携体を構築し、技術開発の促進のための協力体制ならびに公的補助金等の導入に向けたコンソーシアム形成をはかり、燃料電池関連分野にかかわる基盤技術の確立に向けた先導的プロジェクトの推進を目指します。
(2)研究会・コンソーシアム活動による成果プロモーション
SICの資源を活用して研究開発成果の事業展開に向けたプロモーションを推進し、展示会などへの出展や情報発信を積極的に行うことで、ビジネスチャンスの発掘と事業の拡大をはかります。
(3)普及・啓発活動
セミナー、フォーラムを通して、研究会参加企業への情報提供、技術習得をもとに、新規事業展開支援ならびに燃料電池と水素エネルギーにかかわる普及・啓発活動を推進します。
( SIC燃料電池研究会担当 永井 直文)
※SIC燃料電池研究会は、平成21年度経済産業省
「低炭素社会に向けた技術発掘・社会システム実証モデル事業」に採択されました。