かわらばん地域版37号 2015年7月
楊 嘉宇(YANG CHIAYU)さん -サンマルコ株式会社-
 Hi friends! - Globalization in SIC -(ようこそ!世界の国から SIC へ)from TAIWAN(台湾)
グローバル化の波は世界中に及んでいます。日本企業にあっても海外進出はもちろんのこと社内公用語を英語にしたり、外国人を採用することも珍しくありません。SICに入居する企業にも外国の方々がたくさん働いています。このコーナーでは6回にわたり「Hifriends! Globalization inSIC」と題し、訪日されSICで活躍する方々を紹介してまいります。第一回目の今回は、SIC-2のサンマルコ株式会社にお勤めの楊 嘉宇(YANG CHIAYU)さんです。
【楊さんの歴史を教えてください。】
台湾、台北市で生まれ、市内の私立大同高校を卒業しました。2004年6月に来日し東中野にあった東京日本語文化学校で日本語を勉強し、亜細亜大学経営学部に入学しました。卒業後は帰国して1年間の兵役につきました。
その後、再び来日し、亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科に入学しました。研究テーマは「台湾の大手流通企業の戦略的アライアンス」でサンヨー食品やファミリーマートと提携し成功した台湾の頂新グループについて研究しました。
【日本に留学するきかっけは?】
小さなころ「ドラゴンボール」が大好きで、日本に興味を持ちました。小学校3年生の時に家族で九州を旅行しましたが日本の街並みがとても綺麗で清潔だったことに衝撃を受けました。現在の台北市内は安全で清潔な街ですがその当時の落差は凄かったです。
そんなことで日本が好きになり、高校3年生の時、両親に日本への留学を願い出ました。日本での大学進学は生活費も含めると費用が4倍くらいかかりますが両親は快く送り出してくれました。
【日本と台湾の良いところや違いを聞かせてください。】
日本の良いところはサービスの質の高さですね。食事をしても買い物をしても店員さんの応対は世界一だと思います。また、みんなが親切なことです。台湾から来たと言うと親切に面倒をみてくれます。
日本はアジアの先進国なので米国や欧州の人のようにアジアの人を馬鹿にしていると思っていましたが、まったく違いました。気候も台湾に比べるとすごしやすいです。台湾の夏は湿度が高く立っているだけで汗が滴りますから。
日本人は考えや感じていることをはっきり表現しないですね。お客様も友人も。良い点でもあり、やりにくい点でもあります。台湾の良いところは便利なところです。病院も夜遅くまでやっているし夜市が盛んですから飲んだり食べたりするのも深夜までOKです。
【好きな食べ物と趣味はなんですか?】
日本なら日本そば、牛丼が好きです。台湾なら臭豆腐。軍隊を退役して最初に食べたいと思ったのが牛丼でした。(笑)趣味はカメラでニコン派です。
【サンマルコ社入社の経緯を教えてください。】
日本のローターリークラブを通じて、サンマルコが留学生を求人していることを知りました。日本の中堅企業の就職試験も受けましたが、ほとんどが中国進出のための要員だったのでチョッと迷っていました。サンマルコは台湾進出を計画していてそのためのスタッフを求めていました。人生の1/4は日本で過ごしてきたので台湾と日本に関わる仕事がしたいと考えるようになっていましたからサンマルコに就職することに決めました。
【サンマルコ社ではどんな仕事をしていますか?】
2014年4月に入社し、最初の半年はベテラン社員に同行して遮熱・飛散防止用窓フィルムの営業の実際をOJTで学びました。その後は商品全般やフィルム施工を工事現場に入って勉強しています。そして、サンマルコは来年には台湾進出を予定していますから台湾ビジネスのプラン作成などの準備も進めています。同時に夏は遮熱用フィルム営業の繁忙期ですから営業のサポートもしています。
サンマルコはとても雰囲気の良い会社で、社長も社員のみなさんも親切にしてくれるのでとても働きやすいです。
【将来の夢は?】
当面の目標は遮熱・飛散防止用窓フィルムのビジネスを台湾で成功させてこの業界で台湾一番になりたいですね。頑張ればきっと実現できると思います。
サンマルコ株式会社
代表取締役 丸子 勝基
社員 : 20名 創業:1998年 年商:6.8億円(2013年)
業務:スリーエム ジャパン株式会社の施工特約店として、<スリーエム>窓用フィルム及び内装材の施工及び販売
サンマルコ株式会社 新規市場開拓担当 楊 嘉宇(YANG CHIAYU)さん