かわらばん

かわらばん

     社長のコラム
かわらばん入居版81号 2011年2月

中嶋社長のつぶやき
    「企業は人なり。」…「SIC職場リーダー養成塾」
 SICでは、人材育成事業として、いくつものメニューが用意されています。
そのなかの一つが、企業において、次代を担う職場リーダーの育成を目的とした「SIC職場リーダー養成塾」です。
今年度は第4期で、平成22年10月から、参加企業7社、参加者9名、全8回のスケジュールで実施されました。最終日であった2月25日には、参加企業経営者の皆様をお招きして、「成果発表会」が、サン・エールさがみはら2階会議室にて、開催されました。
 SICでは、現場リーダーに求められている能力を「部下の特性を知り、潜在的に持つ力を見出し」「それを最大限に伸ばし、大きな戦力に育て」「力を結集し、組織で成果を出す」ことと考えています。さらに、この能力を養成するために、「3つの方針」を掲げています。

 1.コミュニケーションスキルを鍛える
 2.他流試合で切磋琢磨する
 3.身近な課題を解決する

 この方針のもとに、プログラムが作成されている訳です。(参照:図1)
まさに、職場リーダーのためのプログラムです。
10月22日のキックオフから5ヶ月。この時間のなかで、多様な対話が繰り返され、参加者一人ひとりの思考が練りこまれていきました。
 そして、最終日は、「成果発表会」。
参加企業経営者の皆様をお招きしていましたので、参加者の皆さんは、少し緊張しながらも、自社の課題解決に向けた実践結果、今後の行動計画について、発表してくれました。
コーディネーターの若槻先生のサポートもあり、とても分かりやすく、情熱ある発表でした。
リーダー養成塾の初日と比較すると一人ひとりの表情が、どんどん明るくなり、自身をつけていることが分かります。

 ベストセラーになった「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である法政大学の坂本光司氏は、
「企業の最大の商品は、”社員”という名の商品である。」
「企業の競争力の源泉は、商品そのものではなく、社員である。事実、類似した商品を扱う企業の業績の優劣や、同一組織の社員の成果の優劣を見ていると、その格差の最大の原因は、企業力や商品そりものではなく、それを売る社員、サービスを提供する社員にあることがわかる。」(「経営者の手帳」坂本光司氏2010.11.あさ出版)としています。
 また、経営の神様といわれているP.F.ドラッカーは、その著書「マネジメント」の中で、
「人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。」
「人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。」と説いています。
 そして、「人こそ最大の資産である」と・・・
因って、企業経営にとって、「人」の成長と育成は、最重要経営課題のひとつであると言えます。そして、SICが、人材育成事業に取り組む理由もそこに在るわけです。
そのような意味から、今回参加された皆さんが、企業の中で、さらに強みを磨き伸ばし、生き生きと活躍され、所属企業の次世代を担ってくれることを強く希望しています。まさに「企業の財産」として、活躍して欲しいですね。
 「人こそ最大の資産である」、「企業は人なり」その通りです。