かわらばん

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かわらばん地域版7号 2010年5月

プレサイスゲージ株式会社
   多くの可能性を秘める光の探求で、最新の光計測・光応用技術を提供
 プレサイスゲージ株式会社(代表取締役 小石 結)は、光の探求で新しい時代の要請に応えることを目指し、「光通信部品調芯組立装置・光計測機器の開発、光実装の受託サービス」等の事業を行う光学分野のベンチャー企業である。
 1999年、浜松フォトニクスの技術者であった小石社長が浜松で創業。2006年にはSICへの東京支店設置とともに上條副社長が合流、2名の技術者とともに光関係企業が集積する首都圏の装置開発拠点として活動を展開している。
 同社のもとには、光計測・光応用技術に関する開発案件が寄せられているが、現在、取り組んでいる主な技術開発としては、超小型プロジェクター向けSHGレーザーの評価・組立技術や、(独)科
学技術振興機構の先端計測分析・機器開発事業を活用した東京工業大学との「有機EL寿命の定量的測定技術」共同開発プロジェクトなどが進行中である。
 そして、現在力を入れているのが「微小部品のデスクトップ生産を可能にするマイクロチップマニュピュレータ」の進化と普及である。
 従来の組立繰返精度1μm以下の高速光通信モジュール組立自動機は5000万円以上の高価で大型の装置が主流であったが、同社が開発した装置は、低廉価格、デスクトップという省スペースでの生産、高剛性筐体の採用で装置重量25kg(従来重量300kg)という小型軽量化を実現。AFM(原子間力顕微鏡)ヘッドをオプション搭載することで、従来製品にはないマクロ計測からナノ計測も可能となり、分子レベルの配列・深度の測定が不可欠な化学・材料開発に貢献している。
 SICに常駐する上條副社長は、東京大学で三次元計測技術や応力解析技術の研究を行い、米国企業で三次元計測装置や三次元シミュレーションソフトを販売した後、日本企業に移籍して、東京工業大学の協力により収差解析ソフトの開発を行うなど、三次元画像解析技術に詳しく、光計測・光応用技術・画像解析技術についてのご相談も承っている。

プレサイスゲージ株式会社 代表取締役 小石 結
さがみはら産業創造センター SIC1-103
TEL:042-785-3541 FAX:042-785-3542
http://www.p-gauges.com/
上条副社長、榊原さん、烏田さん
高精度ハンド