かわらばん

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かわらばん地域版6号 2010年2月

有限会社サーフクリーン
   プラズマドライ技術のスペシャリスト
 有限会社サーフクリーンは、プラズマドライプロセスによるプリント基板生産ラインの歩留まり向上支援、開発品、小規模生産、プロセスに応じた請負加工のプラズマ技術商社として、平成16年に創業しました。
 代表取締役を務める工学博士の加藤聖隆社長は、大手メーカー半導体部門から独立後、ドライ表面処理プロセスのスペシャリストとして、小型化、高性能化する技術トレンドの中、先端の情報通信技
術でのニッチ市場の開拓を目指し、1999年に株式会社ケイテックリサーチを立ち上げ、半導体のプロセス技術からプリント基板製造プロセスに関する技術コンサルティングやプロセス装置の開発を手がけてきました。
 有限会社サーフクリーンは、加藤社長の有する半導体製造プロセス技術であるプラズマドライ技術を微細化するプリント基板製造プロセスの残渣処理や濡れ性向上のための表面改質の請負加工を行う企業です。
 主な加工は、微細化するプリント基板のレジスト材料、露光工程、現像工程及びエッジング工程にドライ表面処理(アッシング処理)によるデスカム処理(現像処理後のレジスト残渣処理)を行って
います。これにより、エッジング処理後の配線間のショートの激減効果や微細なパターンでのエッジンググレードの均一化、更には、高温を嫌うドライフィルム上を低温で処理することができます(処
理温度60℃以下を実現しています)。
 また、BGA実装などのバンプピッチは小さくなることに伴い無電解金メッキ工程が用いられているが、無電解メッキでは、ソルダーレジスト残さが金メッキに影響を与えています。プラズマアッシ
ング処理により、従来の薬液処理では完全に除去することができないソルダーレジストの有機物残さを完全に除去することができます。その結果、粒径が最も小さく、均一に高品質なメッキをつけることができます。
 良好な高周波特性を要求されるプリント基板製造に用いられるテフロン基材の表面改質も手がけています。プラズマ処理により、メッキ工程の前処理として濡れ性を向上し、良質な密着強度の高い銅メッキを可能とします。

有限会社サーフクリーン 代表取締役 加藤 聖隆
さがみはら産業創造センター SIC2-101
TEL:042-770-9751 FAX:042-770-9424
http://www.surfclean.co.jp/