かわらばん地域版6号 2010年2月
企業をサポートし隊No.6 ＳＰＳ研究会
企業をサポートし隊!!
【これまでの取り組み】
ＳＩＣは相模原市と連携し、この地域からの新産業の創出を目指して平成19年度
からＳＰＳ研究会（SPS：Semiconductor,Printed-Circuit-Board , and Surface-Mount-Technology）の活動を開始しています。
研究会では、ＳＩＣ入居企業8社と地域企業６社が集まり、「プリント基板、半導体パッケージ、実装、および表面処理分野」に関する最新技術動向の勉強会や参加企業の技術課題の解決に向けた共同研究を行ってきました。共同研究ではコーティングや改質などの表面処理技術をベースに実装不良の課題解決などに取組んできました。
【これからの取り組み】
～表面構造解析・評価をサポート～
本年４月より、ＳＰＳ研究会を発展させ表面および界面の研究やメカニズム解明をサポートするラボをＳＩＣ内に開設します。①高倍率電子顕微鏡による微細構造の表面観察や ②部材を構成している物質や構造の調査などの各種分析サービスを提供します。
「樹脂や金属の微細加工で技術的な課題がある」「密着性向上で困っている」「生産ラインでの不良解析で悩んでいる」そんな地域企業のためのラボです。
半導体、プリント基板等の各分野に精通した大学や企業の研究者と連携するとともにコーディネータを配置し、複数分野にまたがり煩雑だった内容にもわかりやすくとりまとめ、親身にサポートします。
今後は表面および界面の研究開発を専門とするスタッフを集めプリント基板や半導体業界はもとより、あらゆる業界の多種多様な技術相談に対応できる体制を構築していきます。さらに企業の共同開発や技術人材の育成を推進する研究交流拠点を目指します。
