かわらばん

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かわらばん入居版104号 2013年1月

株式会社クリエイト 代表取締役 小俣 晃之
   証言で綴るSICの歴史
 昨年の11、12月号で、小俣 晃之さんに、SIC創業当時を振り返り、エピソードなどを語っていただきました。
 今月は新年号ということで、「今後のSICに期待していること」を語っていただきました。


 さて、あれから12年が過ぎようとし、干支も一回りしました。様々な出来事があり、社会を取り巻く環境もめまぐるしく変化する時代です。そのような中で、SIC設立メンバーとしてSICに期待していることをとのことですので、僭越ですが書かせていただきます。

 ずばり、設立の目的である産業の創出が永遠のテーマであると思います。そのためには、既存企業の成長支援、開発支援は当然のことですが、もう片方で大切なのは、将来を見据えた投資・教育ではないでしょうか。会社の成り立ちから考えても、ただ収益を上げるだけでは地域に貢献しているとは言えないと思います。例えば、アントレプレナーというお子さんたちを対象に起業家精神を学ぶことのできるイベントを開催されていますが、その卒業生が本当に起業し、成功を収めることが出来たら会社を設立した効果があったと思います。定期的にアフターフォローをしたり、ずっとサポートしていける体制作りなど面白いと思います。サッカーでは福島や熊本を拠点にアカデミーが設立され、エリートが育成されています。バレーボールなども中学生からエリートが集められています。スポーツとは異なるかもしれませんが、地域ごとに色々な特色を持つことは大事ですし、起業家を育てる地域があっても良いのではないかと私は思います。OBとしてSICから将来の相模原を、いや日本を世界を背負っていく企業が創出されることを期待しています。

 また、施設という場で考えると、コミュニケーションの中心になって人が集う場であったり、議論が飛び交う場であって欲しいと思います。事業成功のカギは多々ありますが、なかでも人と人との結びつきや、コミュニケーションは大切なポイントだと思います。人脈づくりであったり、話をすることでヒントが生まれたり・・・SICにはそういったコミュニケーションの場であって欲しいと願っています。例えば、製造業でいえば、国内でモノを作っていくことも重要課題ですので、コスト競争の世界に負けないモノづくり、そんなビジネスプランを作れたらなとも思います。

 字数の関係もあり、抽象的なお話ですみませんが、この難しい時代を切り開く突破口であり、既存企業に対しては縁の下の力持ちでいてほしい。OBとしての願いです。難しいことですが、オンリーワンは小さな範囲でのNo1です。No1を目指しましょう!!

株式会社クリエイト
代表取締役 小俣 晃之
2012年子どもアントレの様子
2012年ジュニアアントレの様子
2002年当時の会社パンフレット