かわらばん

かわらばん

    
かわらばん入居版117号 2014年2月

木下敦子税理士事務所
   親しみやすさをモットーに
【代表プロフィール】
木下 敦子(きのした あつこ)60歳
愛知県出身、東京都杉並区在住

 税理士事務所を立ち上げ15年、女性税理士として親身な対応で顧客を広げてきた木下さん、「学生の頃は、日本舞踊を習い、ESSのクラブに参加していました。今は、時間が限られているので、時間を見つけては、東南アジア等へ旅行しています。3人の子どもは、すでに独立していますが、親にとっては、子はいつまでも子なので、心配は尽きませんね。」と笑いながら話される、とても気さくな方です。

【センター入居のきっかけは?】
 税理士を目指したきっかけは、地元の進学高に在学中、クラスメートに医者をはじめ自立を希望する女子が多かったこと、更には、大学で経営学を学びながら大原簿記学校(当時)に通い経理の勉強を始めたこと。考えてみると小学生の頃に「そろばん」を習ったことが今に繋がっているのかもしれません。
 学校を卒業後Uターン就職し、経理の仕事に就きましたが、24歳で結婚、再び東京へ。結婚後は、3人のお子さんを育てながら税理士の資格を取得し、会計事務所に勤めるようになりました。
 起業は45歳の時。当時は堀之内(八王子)に住んでいました。堀之内はサラリーマンが多く、企業が少ないため活気を感じられませんでしたが、近隣の相模原は企業や工場が多く活気が溢れていて、知人からSICの紹介を受け、当時プレハブ事務所のSICを訪問、2000年(平成12年)のSIC-1オープンと同時にスモールオフィスに入居しました。初期費用があまりかからず、とてもスムーズにスタートする事ができたことを覚えています。
 起業から15年、現在7名のスタッフとともに税理士事務所を運営しています。相模原、町田を中心に製造業、サービス業、建設業、小売業など様々な業種の方から仕事をいただいています。また、税理士の業務を通じて他の専門家とのネットワークもできました。

【事業紹介】
 当事務所は、税理士資格と行政書士資格を有していますので、、会計業務、各種助成金や給付金の申告、経営コンサルティングなど、多岐に渡りご相談を受け付けています。
 お客様からは、「とても親しみやすく、経営内容で言いづらいことも「お母さん」のような存在で見守っていただき、何でも相談できます。」と頼りにしていただいています。

【起業家へアドバイスいただけますか?】
 税理士が資金を出し合って制作した会計ソフト『SaaS会計事務所プロジェクト(略称:A-SaaS アカウントサース)』をご紹介します。顧問先のお客様にご提供している無料の会計ソフトです。
 SaaS(Software as a Serviceの略)とは、クラウドコンピューティング(ユーザーが遠隔地のデータセンターにあるソフトウェアをインターネット経由で利用して処理する)の仕組みを使って、インターネット経由でソフトウェアを提供するサービスのことです。
 従来は、ユーザーがソフトウェア製品のライセンスを購入して、ユーザーがそのソフトウェアを自らのPCにインストールして使用する形態でした。
 一方、SaaSでは、IT企業が使用するデータセンターのコンピュータの中にあるソフトウェアを、多くのユーザーがインターネット経由で共有し、サービスとして使用する形態です。
 そのメリットは、ユーザーがソフトウェアを購入するのではなく、使用した期間だけのサービス料を支払うことです。ソフトウェアの管理・保守が全てデータセンター側となるため、ユーザー側での管理・保守が不要となります。会計ソフトが進化しバージョンアップしてもソフトや機械を買い替える手間や出費がかかりません。また、データは、複数の遠隔地でバックアップされている為、リスクマネジメントにも最適です。企業の皆様にお薦めしています。いつでもご相談ください。

【これからの夢または目標は?】
 税理士協会の相模原支部では、月に1度支部会が開かれ参加しています。特に相模原の女性税理士40人が集まり、女性税理士の会で定期的に勉強会をしています。
 これからも相模原の地域振興のため、さらに地元に密着した税理士事務所であり続けたいと思っています。


木下敦子税理士事務所
SIC-2 601号室
Tel.042-770-9464 Fax042-770-9463 URL: http://www.kinoako.com/
木下敦子先生
相談風景