かわらばん

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かわらばん入居版175号 2018年12月

エックスレイ・システムズ株式会社
   多角的な視野を持ってお客様の課題解決に貢献
【代表プロフィール】
代表取締役 中隈 康之(なかくま やすゆき) 59歳
静岡県沼津市出身 相模原市在住

 エックスレイ・システムズ社は今年4月にSICに入居、創業しました。代表の中隈さんは東京電機大学電気通信工学科卒業後、半導体製造装置の開発設計や検査装置のカスタマーサービス、営業や新規事業開発まで、幅広い経験を持っています。高校時代には山岳部、大学ではワンダーフォーゲル部に所属していたとのこと。最近は公園巡りやドライブ、散歩などで自然を感じながらリフレッシュすることが多く、典型的なアウトドア派です。

【創業・入居のきっかけは?】
 半導体製造装置メーカーでは半導体製造装置の開発に、エレクトロニクス分野の専門商社ではX線検査で使用するX線源や検出器の販売に携わってきました。後者の専門商社では、社員が事業を切り拓く風潮があり、新規事業として取り組んだX線関連部品の販売は提案型の営業を推進しました。ベンダーやお客様からの信頼を得られたことで創業を決意、自宅から近いこともあってSICに入居しました。
 
【事業紹介】
 事業内容は社名の通り、X線関連の部品、製品の輸入・販売です。非破壊検査に用いられるX線検査装置の主要機構は、X線の線源や検出器などから構成されています。これらは、国内外で製造されていますが、エックスレイ・システムズ社はアメリカ、フィンランド、中国のベンダーとの代理店契約を結び、お客様に最適な提案を行います。

 X線検査装置で身近なものと言えば、手荷物検査や食品の異物検査などで数多く導入されています。工場やプラント内の配管の劣化等を早期に発見するための定期的な溶接検査などにも利用されていましたが、フィルムへの撮影で検査する方式でした。近年ではこの溶接検査にデジタル化が進むことでフラットパネルディテクタの需要が広がりを見せています。

 また、電子基板・アルミダイカスト製品の工業製品検査などで、ものづくりの現場を支える検査手法としても普及しています。

 これまでの経験とノウハウを活かし、前職で関わっていた電子基板の検査機器も取り扱い、多角的な視野を持ってお客様の課題解決に貢献していきます。

【今後の目標は?】
 まずはX線関連製品を取り扱う会社として、販売先や仕入先から信用を得られることが大切です。取引先の口座を開いて頂くことから苦労もありますが、製品自体の性能や価格、納入後のサービスに期待してもらえるような会社にしていきたいと思っています。そして、着実にお客様を増やしながら、将来は商社機能だけでなく、現場の課題解決につながる提案をし、お客様と共にこれまでにない画期的な製品を生み出すコーディネーターとなって、雇用も創出し、地域に貢献できる会社になることを目指しています。(SIC片山)

エックスレイ・システムズ株式会社
SIC-1 327号室
URL https://x-ray-systems.com/
E-mail: nakakuma@x-ray-systems.com
代表取締役の中隈さん
VJ X-Ray 社(USA) の ポータブルX 線源 IXS1212
CareRay Digital Medical 社(中国)の 産業用X 線フラットパネルディテクタCareView 750S