かわらばん

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かわらばん入居版180号 2019年5月

心理カウンセリングFLOW
   「自然な流れに乗るように、自分らしく生きるための“道案内”」
【代表プロフィール】
心理カウンセリング FLOW
代表 大山 美津子(おおやま みつこ)
川崎市出身・相模原市在住

【創業の経緯とは】
 もともと労働安全衛生に関する仕事をしてきた大山さん。多くの人が仕事上の悩みを抱える姿を見てきた中、あるワークショップで「大山さんは人と会話するのが上手ですね」と言われたことをきっかけに、カウンセリングのスクールに通い始めました。その後、大手カウンセリングルームでの勤務を経て、2016年に心理カウンセリングFLOWを開業しました。

 Desk⑩には、2018年5月に入会されました。ここでの仕事は主にカウンセリング前後における調整や事務作業が中心で、実際のカウンセリングは東京都港区南青山で完全予約制により行っています。

【事業紹介】
 心理カウンセリングには、様々な概念や各種の技法がありますが、その基本となるのは「傾聴」です。傾聴とは、相手の話を受け入れ、かつ共感しながら聞いていくことであり、その中で質問や繰り返しなどを用いて相談者自身による気づきを促していきます。

 さらに、大山さんは、催眠療法やNLP(神経言語プログラミング)など、“潜在意識”と呼ばれる心の領域に働きかける技法を用いることが多く、短い期間で効果が感じられるカウンセリングを重視しています。相談者に課題を出し「認知行動療法」のワークを自宅で行ってもらうこともあります。思考・感情・行動は相互に影響を与え合いますが、これら3つのうち思考と感情を変えることは容易ではありません。そこで、まずは相談者が自身の思考の癖に気づき、そこから行動を変えていくことに主眼を置き、それによって思考や感情も変えていくという考え方により、効果的なカウンセリングにつなげています。

 実際に相談者が抱える悩みは多岐にわたりますが、大山さん曰く、「相談者が抱える問題の一番のエキスパートは相談者自身。私がやっているのは道案内のようなもの」。悩みを抱えた方がカウンセリングを受けることを決意し、その行動を起こしたこと自体が大きな変化。大山さんの役割は、カウンセリングを通して、相談者が自らしまい込んでしまった解決策を本人が見つけてくる手助けをすることだそうです。

【これからの目標は】
 現在は相談者と1対1で行うカウンセリングが中心の大山さん。これからの目標として、心理学ワークショップの開催を挙げています。このワークショップは、生きる苦しさや辛さを抱える前に、そのことに自ら気づきコントロールできるようになってほしいという想いから着想したものです。

 心療内科など病院で治療を受けると薬が処方されますが、必ずしも薬だけで完治・解決するものばかりとは限りません。最近では、カウンセリングルームが併設された病院も増えてきましたが、まだまだ足りない、知られていないというのが実情です。大山さんは、心理カウンセリングという選択肢もあることを知ってもらい、一人でも多くの人が自分らしく生きていける社会になってほしいという想いとともに取り組んでいます。

【取材を通して】
 取材の中で大山さんのストレス解消法を伺ったところ、「ストレスの種類で解消法は違う」とのこと。カラオケに行くなどして声を出したり、体を動かしたりすることが効果的なときもあれば、逆に、一人の時間をつくるなどして心を休めてあげることが有効なときもあるそうです。

 今回の取材を通して、日々相談者の“心の声”に耳を傾け、共有している大山さん自身が、とても自然体で自分らしく生きている、そんな印象を受けました。(SIC 樽川)

心理カウンセリング FLOW
Desk⑩
URL : http://flowjp.com/
E-mail : mail@flowjp.com
大山さん
心理カウンセリングFLOW ホームページより