かわらばん

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かわらばん入居版187号 2019年12月

太田社会保険労務士事務所
   「人事・労務の側面から、企業の『人』にまつわる悩みを解決!」
【代表プロフィール】
太田社会保険労務士事務所
所長 太田 勝巳(おおた かつみ)
愛知県田原市出身・東京都世田谷区在住。66歳。

【創業の経緯は?】
 大学院(工学研究科)卒業後、大手電子部品メーカーに入社し、長年にわたり人事・労務に関する仕事に携わってきた太田さん。子会社の役員として経営に携わる経験も経て、2019年3月に同社を定年退職。会社員時代に取得していた社会保険労務士の資格を活かし、同年7月に太田社会保険労務士事務所を開所しました。Desk10には、創業と時期を同じくして入会されています。

 開所から4か月ほど経ち、すでに複数社から依頼を受けるなど、企業の人事・労務を支える社会保険労務士として、経営者と向き合う日々を送っています。

【事業紹介】
 社会保険労務士は、「労働・社会保険に関する手続き」や「人事・労務管理などに関する相談対応」など、幅広く『人』に関わる専門的な分野を担う専門家(国家資格者)です。その業務は多岐にわたるため、「年金制度」に特化した事務所もあれば、経営コンサルティングまで行う事務所もあるなど、それぞれの強み・特徴が分かれる専門家でもあります。太田さんは、前職において、社会保険や給与計算などの実務に加えて、人材採用・教育・評価など幅広い業務の経験を積んできました。独立後は、それらの経験を活かし、企業の労務管理や就業規則、人事評価制度の策定支援などにも取り組まれています。

 例えば、人事評価制度の場合、導入してすぐに効果の出る制度設計・運用は簡単なことではなく、少なくとも2年程度かけてじっくりと定着させていくことが求められるといいます。また、制度の導入だけでは十分ではなく、実際に評価する管理者への教育・研修も欠かせません。現在、支援を実施している企業では、40名程の従業員全員と面談を行い、その結果を踏まえて仕組みの提案を行う方針とのことです。

 経営者の多くが、人や組織に対する熱い想いを持ち、時にその理想が高すぎることも少なくありません。太田さんの役割は、経営者の想いや理想を現実的な制度に落とし込み、経営と現場をつなげていくことでもあります。長年の経験から、評価の難しさや怖さも心得て、受け入れられやすいシンプルさも併せ持つ、企業規模に合わせた効果的な人事評価制度の導入支援に取り組んでいます。

【これからの目標は?】
 これまでオールラウンドに様々な経験をしてきた太田さんにとって、人事評価制度はあくまでほんの一例です。採用支援やその後の定着・教育も含め、企業の『人』に関するあらゆる悩み・課題に応えられる社会保険労務士として活動されています。一方で、今後は他の社会保険労務士とそれぞれの専門性を活かした連携強化を図り、より効果的な業務の推進に取り組んでいくことも視野に入れています。

 また、「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という前職での経営理念に共感している太田さん。社会保険労務士としても、同じような理念を持つ企業を支援していきたいと考えています。

【取材を通して】
 以前はよく登山をされていたそうですが、現在でも続けているのは高校時代に覚えた囲碁。大学時代には囲碁部に所属し、アマチュア5段という腕前です。また、最近では落語をよく聞かれるそうで、落語を聞きながら就寝すると気持ちよく眠りに入ることができるようです。

 人事・労務に対する強い想いと豊富な経験を兼ね備えた太田さん。悩みを抱える経営者のよき相談相手として、これからますます忙しくなりそうです。(SIC 樽川)

太田社会保険労務士事務所
Desk10
URL : https://ohta-sr.com/
E-mail : ohta_katsumi@outlook.jp
太田所長